福田雄一次回作で「ニーチェ先生」をドラマ化
福田雄一の手により「コミックジーン」(KADOKAWA)で連載中の大人気コミック「ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~」がドラマ化。「ニーチェ先生」のタイトルで'16年1月よりオンライン動画配信サービス・Huluで配信され、地上波でも放送されることが決定した。
キャストは間宮祥太朗と浦井健治のダブル主演。コンビニを舞台に、日常の中で起きる接客業界の不条理に真っ正面から立ち向かう痛快コメディーを繰り広げる。
そもそも「ニーチェ先生」とは、Twitterに投稿されたコンビニアルバイトの仰天の業務日誌をコミカライズした作品(作・松駒、画・ハシモト)。本日8月27日(木)に第4巻が発売され、その発行部数は累計105万部を突破した。'15年の「次にくるマンガ大賞」4位、「全国書店員が選んだおすすめコミック」3位と各漫画賞を受賞した人気作だ。
間宮は、「お客様神様だろう!?」と不条理な要求を突きつけるお客様に対し、「神は死んだ」と返す新人コンビニバイト、仁井智慧くん役。一方、浦井は、新人でありながら大物な仁井に度胆抜かれっ放しの先輩バイトの松駒くんを演じる。
脚本・演出は「勇者ヨシヒコ」シリーズ('11年ほか、テレビ東京系)などを手掛ける福田雄一。本作では全ての脚本と演出を担当する。
■脚本・演出の福田雄一のコメント
僕が初めて「監督」というお仕事をさせて頂いたのは「THE3名様」(DVD作品。'05年ほか)という作品でした。深夜のファミレスを舞台に、どうにもならないフリーター3人がとりとめもない話をするドラマです。舞台は一歩もファミレスを出ません。
「ニーチェ先生」のお話を頂いた時、神様に「お前、原点に戻って、笑いをイチから考え直せ」と言われた気がしました。今度もコンビニを一歩も出ることなく、どうにもならない人間たちの笑いを考えてみようと思います。
■主演・間宮祥太朗のコメント
“ニーチェ先生”仁井智慧役を演じさせていただくことになりました。僕自身気になって仕方ない、引かれて仕様がない。そんな人物を演じることに楽しい胸騒ぎを感じています。
元の松駒さんのつぶやきを読み、漫画を読み、コンビニというありふれた場所、バイトをしているという極めて日常的な状況で、こんなにもユーモアがとめどない事態があるのかと感嘆しました。
これをどう映像化していくのかに想像を巡らせるだけで、気分が高揚します。
そんな作品を福田雄一さんと作れるだと!? こんなに胸踊ることがあっていいのか。なんということだ。こんなにときめく要素が詰まったものが初主演ドラマ…こんなに恵まれていていいのか。何が起こるか分からない玉手箱を開けるような気持ちで臨みたいと思います。
■主演・浦井健治のコメント
「ニーチェ先生」の松駒くんを演じさせていただくことが決まったと聞いた時、思わず跳び跳ねて喜んでしまいました!
シュールで、笑えて、本当に魅力的な原作…それを福田監督がドラマ化するというのは、楽しみで仕方ありません。原作ファンの方にも認めてもらえるような松駒くんを目指します。