カニが触れない神木隆之介に小松菜奈「かわいいです」
大ヒット公開中の映画「バクマン。」で、10月10日~12日まで「全国BAKU走1MAN。人舞台挨拶」と題し、佐藤健と神木隆之介が全国11カ所計23回に及ぶ舞台あいさつを敢行。そのラストを飾る舞台あいさつが、12日に東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇2で行われ、佐藤、神木、小松菜奈、桐谷健太が登壇した。
3日間全国津々浦々で舞台あいさつを行ってきた佐藤は「僕と隆(神木)は、昨日おとといときょうで、計23回の舞台あいさつをするという、初めての経験をやってきまして、やっと最終地となる東京にたどり着くことができました。きょうの朝札幌にいたからね(笑)。本当にたくさんの方にお会いできて、いろいろと話をさせていただいて有意義な日々を過ごしてきました」と、感慨深い表情であいさつ。
佐藤と共に全国を回った神木は「今、健くんも言っていたように、計23回舞台あいさつを行ってきまして、上映前、上映後とたくさんのお客さんと一緒にお話ししてきたんですけど、こんなにいっぱい舞台あいさつすることも初めてでした。皆さんと話し合いながらやる形式も初めてでしたし、終わった後のいい意味での疲労感だったり、始まる前のワクワク感だったりを生で感じることができて、すごく楽しい舞台あいさつでした」と、こちらも達成感をにじませながら明かした。
2人の話を受け、桐谷は「僕はきょうの朝、家にいましたけど(笑)。2人は23回目ということでずっと走り続けてきて…。ごめん。俺は最後の最後、いきなりゴール前で横から入ってきて、一緒にゴールテープを切るみたいになって。何で最後に僕が呼ばれたのは分かっていないですけど。どうせにぎやかしでしょ?」と、自虐的に佐藤に確認。佐藤は「分かっているでしょ~? いや、でも…そ、そう(にぎやかし)です」と、先輩のパスに応えた。
佐藤と神木にとっては撮影以上に濃密な3日間だったようで、佐藤は「撮影期間以上に隆のいろんな面が見られて楽しかったです。昨日、札幌でご飯を食べたんですよ。北海道なので海鮮が食べたいなと、カニを食べたんです。そこで判明したんですけど…隆はカニに触れないんです(笑)。だけど食べるのは好きなんですよ。だから隆と一緒にカニを食べに行ったら、身を取ってあげないといけないんです」と、神木の意外な一面を暴露した。
神木はそれを悪びれもせず「お世話になりまーす!」と、宣言すると、会場の女性ファンからは「かわいい!」の声が殺到。桐谷は「ええな~『かわいい』って言ってもらえて。俺だったら『ええ大人なのに~?』みたいになるで絶対(笑)」と、うらめしそうに神木の人気に嫉妬した。
そこでMCが、そのやりとりをあぜんとしながら見ていた小松に「カニを触れない男性はいかがですか?」と無茶ぶり。これには神木も「え~! それ聞くんすか~?」と、慌てていたが、小松は「かわいいと思います(笑)」と言い、必死な神木を安心させた。
その後、神木が「存在自体が美しい!」と称し、こっそり撮影した佐藤のオフショット写真の公開や、23回の舞台あいさつの成功を祝いくす玉を割る催しも行われた。
また、映画は公開から9日間で50万人動員を突破。この大ヒットに、佐藤は「うれしいです。数字はなかなか難しい問題だと思うんですけど、僕は映画を見たとき、数字に関係なくこんなすてきな作品に出られて良かったなと心から思えたので。たくさんの方に見てもらえているのはうれしいです」と語れば、神木も「本当にうれしいですね。みんなで一生懸命頑張った作品を皆さんに見てもらえているというはうれしいことなので、感激しています」と、感謝の言葉を述べた。
一方、小松は「いや、本当にうれしいです! あの、でも何か私も映画を見たときに…あの、私撮影の…あの、3人でご一緒させていただいたときが…ん?えっと、3人がほぼ一緒だったんですけど…あの、他の方のシーンを、あのうーん、ええ、見たりすることができなくて、私も何か…はい。うれしいなと。もっとたくさんの方に見ていただけたらいいなと思います」と、言葉がうまく出てこず、途中途中で佐藤が言葉尻を助けて誘導する形に。観客はそれをほほ笑ましく見守っていた。
そんなやりとりを見て、よからぬことを考えた桐谷は「そうですねえ…。その…たくさんの…。うん、えっと、僕も自分じゃないところで…うん。えっとこういう作品になっているんだなと。新しい発見も…あって。うん…だから、本当にうれしくて。当たり前じゃないと思うんですよね、あ、見ていただけることがね。それが…、あのうれしいです。ありが…。え、あ、ありがとうございます」と、早速小松のまねを。
神木もそれに乗り、桐谷の言葉尻をわざとらしく助けるなど、小松&佐藤のあいさつをオマージュする形で神木&桐谷が即興コントを繰り広げ、観客を爆笑の渦に巻き込んだ。
公開中