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「相棒」にゲスト出演! 玄理の驚きの役作りとは?

2015/12/04 21:50

「相棒season14」の第8話「最終回の奇跡」にゲスト出演する玄理
「相棒season14」の第8話「最終回の奇跡」にゲスト出演する玄理

テレビ朝日系で現在放送中の「相棒season14」(毎週水曜夜9:00-9:54)の第8話「最終回の奇跡」(12月9日・水放送)では、殺人を予言した漫画の謎に杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)が挑む。

漫画家・箱崎咲良(玄理)の著作権管理を行う会社社長の遺体が見つかり、事故から復活した咲良が描いた漫画の最終回と殺害現場が同じ状況であることが判明。漫画が描かれていたころに行われた犯行のため、事件は謎に包まれる…といったストーリー。

今回、事故で車いす生活を余儀なくされている人気漫画家・箱崎咲良を演じた玄理にインタビューを行い、撮影秘話や役作り、水谷・反町の印象などについて語ってもらった。

――「相棒」という国民的ドラマシリーズに出演すると聞いた時の感想は?

ずっと映画の仕事が続いていて久々に出演するドラマが「相棒」と聞いて、率直にうれしかったです! また、映画「水の声を聞く」で、水谷豊さんの娘さんの趣里ちゃんと共演していたので、「趣里のパパに会えるのか!」という思いもありました(笑)。

――現場では既にチームが出来上がっている中、ゲスト出演するお気持ちは?

気負いなどはなかったのですが、スタッフの皆さん全員が絶対的に私よりも作品のことを分かってらっしゃる方たちばかりなので、スタッフの皆さん全てに対して敬意を持って現場に入りました。

――一流漫画家という役ですが、役作りなどは?

ことし、漫画家の浦沢直樹さんと知り合う機会がありまして、アトリエにも遊びに行かせていただいたことがあったので、「こんな役が来まして」とアトリエにお邪魔させていただいたら、トーン紙やGペンまで貸してくださって、漫画を描く練習をさせていただきました。トーンの張り方から輪郭の描き方まで教えていただいて! 時間の関係上、あまり映っていないのですが、現場では本当に私が漫画を描いているシーンも撮影したんですよ。実は、ドラマで私が使っているGペンは、浦沢さんからいただいたもので、使い込んだ感じが良かったので、そのまま使わせていただきました。

――また、車いす生活を強いられているということについては?

今まで車いすに乗ったことがなかったので、車いすに慣れるために自分で借りてきて、1カ月くらい練習しました。自宅で練習したり、近くのコンビニに行ったり。実際に車いすに乗ってみて分かったのですが、道路って水はけのために平らには舗装されていないんです。だから、車いすに乗っていると斜めに傾いたまま進まなければならないことを体感しました。

また、坂道も歩けば5分の距離も20分くらいかかったり、腕はパンパンになったりと、「実際に車いすで生活するとこんなに不便なんだ」ということを身をもって知ることができました。

――毎回、そういったアプローチを行って役を作っていくのですか?

ちょっとした小道具の使い方で見ている方が冷めてしまわないように、という思いからなのですが、きっかけは映画「水の声を聞く」という作品に出演したことでした。この映画では、イカサマ宗教のみこさん役だったのですが、そのために2週間みこさんに付きっきりで儀式や所作について習ったんです。

すると、アドリブでもいろいろできることに気が付いて。もちろん、それまでも自分で(役柄のバックボーンについての)リサーチは行っていたのですが、リサーチだけでは補えない部分もあるんだな、と。

だから、役作りの一環として時間が許す限り「できることはやろう」と、実践することにしています。今は、次の役が美容師なので、家でずっとマネキンの髪を切っています。その前はパン屋さんだったので、家でずっとパンを焼いていました。これが結構おいしく焼けるんですよ!(笑)

――演じる上で気を付けたことは?

監督から「あまり笑わないでほしい。逆に高校生時代の回想シーンがあるから、そこでギャップを出してほしい」と言われていたので、回想シーンと現在のシーンで大きなギャップを作ることで、元から寡黙で尖った人物像ではなく、事故や漫画家になってからの出来事を経て変わってしまった、という感じを表現するように意識しました。

また、「神の前に座ると、神様がこう描けと教えてくれる」というせりふがあるのですが、一見、どこか変わっている印象を持ちがちだと思うんです。でも以前、浦沢さんも「神様が降りてきて、キャラクターが勝手に動いている」とおっしゃっていたことがあったのを思い出して、「一流の人というのはそれなりの苦労や努力をし、才能も持ち合わせていながらも、その立場にあぐらをかかないのだな」と思い、「情熱が人をピュアにさせるのだな」と納得したので、咲良を演じるに当たっては、“変な人”という認識ではないところから役を作ろうと思って撮影に臨みました。

――水谷豊さんの印象は?

水谷さんは、私の中の広辞苑の「ジェントルマン」の項目に書きたいくらいの紳士的な方でした。水谷さんって、毎日、撮影の最初と最後にスタッフ、キャスト全員と握手をされるんですよ! また、私に対しては、初日から「『水の声を聞く』見たよ」ってすごく気さくに話し掛けてくださって。

――反町隆史さんの印象は?

黙っているとすごくかっこいいんですけど、話すと本当に面白い方。ちょっとつかみどころのないところがあって、すごくかわいらしい部分を持ってらっしゃる魅力的な方でした。

――咲良は漫画が全てというキャラクターですが、玄理さんの欠かせないものとは?

活字ですね。朝起きてから夜寝るまで、ネットニュースや本、台本など、基本的にずっと何かを読んでいます。

――では、オフの日はあまり出掛けたりはしない?

犬を飼ってからはほとんど家にいますね。年々、家の中にいる時間が増えている気がする…(苦笑)。家にいるからといって別にダラダラするというわけではなく、ずっと何かしらはしているんですけどね。

――最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。

開始10分では、誰も謎が解けないと思います! ぜひ、真相を暴いてみてください!!(笑)

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

ドラマ「相棒season14」
毎週水曜夜9:00-9:54
テレビ朝日系で放送
※玄理出演の第8話は12月9日(水)放送

画像一覧
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  • 「相棒season14」の第8話「最終回の奇跡」にゲスト出演する玄理
  • 【写真を見る】こだわりの役作りについて語る玄理
  • 番組出演について「『趣里のパパに会えるのか!』という思いもありました(笑)」と明かす
  • 水谷豊と反町隆史の印象を明かす
  • 役作りについて「車いすに慣れるために自分で借りてきて、1カ月くらい練習しました」と告白
  • 「役作りの一環として時間が許す限り『できることはやろう』と、実践することにしています」とこだわりを明かす
  • 「咲良を演じるにあたっては、“変な人”という認識ではないところから役を作ろうと思って撮影に臨みました」と振り返る
  • 「朝起きてから夜寝るまで、ネットニュースや本、台本など、基本的にずっと何かを読んでいます」とコメント
  • 「開始10分では、誰も謎が解けないと思います! ぜひ、真相を暴いてみてください!!(笑)」とアピール

関連番組

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相棒 season14

出演者:水谷豊 反町隆史 鈴木杏樹 川原和久 山中崇史 山西惇 六角精児 神保悟志 小野了 片桐竜次 石坂浩二 

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