「花より男子」出演! 白洲迅『夢は映画主演です』
Smartザテレビジョン編集部の選出により、'15年に活躍したU-23の若手俳優6人にインタビューする年末年始特別企画「フレッシュフェイス」。
ラストを飾る6人目には、’15年1月期に放送された「学校のカイダン」(日本テレビ系)で、学校の中心メンバー“プラチナ8”の一人として多くのファンに鮮烈な印象を残した俳優・白洲迅が登場。
【白洲迅「殻を破った年だったのかなと思います」より続く】
――昨年は「世にも奇妙な物語」(フジテレビ系)にも2回出られましたね。生まれる前から放送していた歴史ある作品ですが、あの世界観はどうでしたか?
僕も小さいころから見ていたので、単純にすごくうれしかったですし、どの作品もお話自体が面白いですよね。「世にも奇妙な物語」は知らない人もほとんどいないと思うし、出られたこと自体光栄です。秋に放送されたのは「映画監督篇」で、僕は「呪怨」などで知られる清水崇監督の作品に出演しました。
内容的には青春コメディーで、ホラー寄りでもないのですが、深く考えたらとても怖いお話でした。もちろん台本はあるんですけど、自由にみんなでバカなことができたので、途中アドリブ合戦になったり、本当に「世にも」を撮っているの?という楽しい雰囲気でやらせてもらいました。
――秋には舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」にも出演されて、これも大きな経験だったのではないですか?
正直、昨年の自分の中で一番大きなことだったかもしれません。デビューこそ「テニスの王子様」というミュージカルだったんですけど、それ以降は基本的に映像でやらせてもらっていて、そろそろ舞台をやりたいと思っていたこともあったので、いいタイミングで経験させてもらいました。
――最近は映像も舞台も一緒にやる方が多いですね。
そうですね。僕の主観ですが、舞台は技術も含めいろいろな面で得る物が大きいんじゃないかなと思うんです。一切映像しかやらない方もいるので、それは人によるかもしれませんが、僕は必要だなと思っていました。今回そのお話がもらえたので、このチャンスは絶対に逃せないなと思いました。
――ことしは舞台「花より男子 The Musical」ですね。花沢類という大きな役ですよ!
そうですね!「花より男子」という誰もが知っている人気作で、F4の花沢類役ですから、最初はプレッシャーでした。そして何よりミュージカルなので、うまく歌うことができるのか不安です。
――稽古は順調ですか?
絶賛稽古中ですが、やはり昨年「ダブリン―」に出演したことは大きかったですね。いきなり“花男”で舞台をやれと言われたらできなかったでしょうし、あの作品で確実に自信は付きました。
やはり映像での芝居と舞台での芝居は、使う技術が全然違うので、苦戦しました。特に声の出し方が映像とは全然違っていて、お客さんを意識した発声をしなくてはいけません。まずはお客さんに声が聞こえないと始まらないので。そこは意識してもなかなかできなかったところなので、一度経験することができて良かったです。
――楽しみにしています! ではここから少しお仕事を離れまして、白洲さんのマイブームって何ですか?
最近はサイクリングですね。今まではインドア派だったのですが、そんな僕が外に出て自転車をこぐというのは、われながら不思議な感じです。
――きっかけは何かあったのですか?
きっかけはアニメです(笑)。たまたま夜中見ていたテレビでやっていて、何となく見ていたら面白くてハマってしまいました!
――アニメというのは「弱虫ペダル」(テレビ東京ほか)ですか?
そうです。たまたま夜中にテレビをつけていたらやっていて、面白くて。それで見始めたら止まらなくなってしまって。さすがに自転車を買うとは自分でも思っていなかったんですけど、いつからか欲しくて欲しくてたまらなくなってしまいました。
クロスバイクにいざ乗ってみたらこんなに軽くて、これほどまでにスピードが出るのかとビックリしました。ママチャリとはひとこぎがまるで違うんです。自分の力だけでこんなにスピードが出るのかと感動しましたし、運動するのもいいものだなとあらためて思いました。
――すごい変わりようですね。
ええ(笑)。今まで基本的に休みの日は外出しなかったんですよ。家でDVDを見ることが多くて。外に出る時はさあ、出るぞ!と意気込まないと出なかった人間なので、「弱虫ペダル」サマサマですね(笑)。
――仮にですが、もし1週間休みをもらえたら何がしたいですか?
旅行に行きたいです。今はとにかく温泉に行きたいですね。もともと温泉は好きなんですけど、海外でも国内でもどちらでもいいので行きたいですね。でも、よくよく考えると1週間温泉旅行ってなかなかぜいたくですね(笑)。
――確かに(笑)。ちなみに、23歳の今の夢は何かありますか?
大きな夢はあまり抱かない人間なんですけど、すごくやりたいのは映画です。映画はまたドラマと違うと思うし、ワンシーンのために1日掛かりで撮影することもあるものですからね。そう考えるととても怖いですけど、映画主演が今の夢です。
――世間はお正月ですが、お正月の過ごし方はどうされていますか?
基本は実家でのんびりしています。うちはおせちを食べる習慣がありませんでしたが、カニや刺身など、いつもより豪華な食卓でした。それにお雑煮もあまり食べません。
僕の両親が青森出身なんですが、お餅といえばくるみをペースト状にして甘く味付けしたもので食べることが多かったです。小さいときからそれが大好きです。それから初詣は近所の神社に行きます。大みそかの夜から行って、友達と合流して、という感じが多いです。
――最後に、ことしの抱負とファンの方にメッセージをお願いします。
'15年は初めての挑戦のようなこともたくさんやらせていただきました。まだまだ未熟者ですが、この業界に入って周りが見えるようになってきたと実感していますし、余裕も出てきたように思います。'16年は新しいことというより、これまで経験してきたことをしっかりと積み重ねていけたらいいなと思っています。
'16年は「花より男子 The Musical」から始まります。ここまで本格的なミュージカルをやるのが初めてなので、貴重な経験ができると思います。歌に関しても皆さんの前で披露することはほとんどなかったんですけど、歌うこと自体は好きなので、何かしらの形で可能性が広がっていけばいいなと思います。
そして、映画にも出られたらいいなと思うし、映像も舞台も全て全力でやっていきますので、今後とも応援よろしくお願いします!
白洲迅(しらす・じん)
1992年11月1日生まれ
東京都出身
1月5日(火)~1月24日(日)まで東京・シアタークリエで行われる「花より男子 The Musical」に花沢類役で出演
【HP】www.hanadan-m.com/