福士蒼汰&小松菜奈で恋愛小説「ぼくは明日―」映画化
七月隆文のベストセラー小説「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(宝島社)の映画化が決定した。主人公を福士蒼汰、ヒロインを小松菜奈が演じる。
同作は京都の美術大学に通う高寿(福士)と、ある大きな秘密を抱えた愛美(小松)の恋を描く物語。'14年8月に文庫で刊行されて以来、WEBサイト「読書メーター」ランキングの「恋愛小説のおすすめランキング」で1位をキープし続けていることが話題になり、'15年12月時点で60万部を突破したヒット作だ。
監督と脚本は、「僕等がいた 前後篇」('12年)、「ホットロード」('14年)、「アオハライド」('14年)など数々の恋愛青春映画でタッグを組んだ三木孝浩と吉田智子が務める。公開は12月を予定。
■福士蒼汰コメント
最初は普通のラブストーリーとして読んでいましたが、途中からボロボロ泣いていました。家で読んで正解でした。原作の舞台でもある京都の今と昔が混在している情景が、この作品を良い雰囲気に包んでくれると思います。小松菜奈さんは「ぼく明日」のヒロインにぴったりだと思いました。彼女の存在感が作品を引き立ててくれると信じています。初共演ですが、二人で良い空気感を出せたらいいなと思います。三木監督は愛のある監督だと思います。撮影が始まる前に、イメージの音楽をくださったり、お手紙を書いていただいたり、作品・キャストへの愛を感じました。僕もそれ以上の愛を高寿を通して返していけたらと思います。
■小松菜奈コメント
最初原作を読ませていただいた時は、ちょっと複雑なストーリーでもあって頭の中で整理しつつ気付くと号泣してしまいました。2人の空気感だったり、何げない会話・日常、何よりも2人の共有している時間を大切に一つ一つのシーンをいとおしく思いながら、監督・スタッフ・共演者の方々と日々楽しんで撮影できたらいいなと思います。福士さんとは初共演なので力を合わせて頑張りたいと思います! また違う難しさのある役ですが皆さんの記憶に残る福寿愛美を演じたいです。
■監督:三木孝浩コメント
誰しも恋をした瞬間、時の流れは変化する。この世界が二人だけのものになる。刹那であり、永遠にもなる、その不思議な感覚。この映画はそんな“時”を描くラブストーリーです。ファンタジーという非日常を描くことで写し鏡にして見えてくる日常のささやかな幸せを好きな人と同じ時を重ねる日々のいとおしさを大切に、大切に、描きたいと思います。
■原作:七月隆文コメント
映画化、ほんとにうれしいです。福士さんと小松さんの演じる高寿と愛美の姿を見るのが楽しみでなりません。私も制作チームに加えていただき、監督はじめスタッフの皆さまと、楽しめる作品になるよう一丸で頑張っています。見る方々にとって、よい娯楽作となりますように。
12月全国東宝系で公開
出演=福士蒼汰、小松菜奈
監督=三木孝浩
脚本=吉田智子