三戸なつめ、前髪が短過ぎておでこをやけどしていた
公開中の映画「パディントン」の舞台あいさつが1月16日に東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、日本語吹き替えキャストの松坂桃李、斉藤由貴、三戸なつめが登壇。上映前、パディントンがエスコートする形で3人が登場し、観衆の大歓声で迎えられた。
「皆さんきょうはお越しくださってありがとうございます! かわいらしいパディントンを見て、子供向け映画だと思っている方、結構ビックリされると思います。本当に面白い映画です!」と松坂はあいさつ。
三戸も「初めてのアフレコはすごく緊張しながらでしたが、パディントンにずっと癒やされながら、楽しい時間を過ごすことができました。公開を迎えられて、すてきな時間を皆さんと共有できることがうれしいです!」と興奮気味で語った。
一方、斉藤は「私が演じたブラウン夫人は、パディントン駅でクマを見つけて、パディントンの名付け役なんです! そんな大役を演じられて光栄です」とコメントしたかと思えば、「…あっ!これ、ネタバレかしら…!あんなに注意していたのに。でも本当にすごくすてきなお話で、私自身クマに泣かされるとは思いませんでした(笑)」と天然ぶりを発揮し、観客を笑わせた。
吹き替えを務めた“紳士すぎるクマ”パディントンとの共通点を聞かれた松坂は「ん~肌の色ですかね(笑)。ずっとアフレコしながら思っていました。きょうの服はパディントンをイメージした(ベージュ)なんです」と笑顔で返答。
一方、久しぶりの吹き替えとなった斉藤は「サリー・ホーキンスさんが演じたブラウン夫人は英語を話しているわけで、話すスピードも長さも違うんですよね。そこにぴったり声をあてることに注意しながらも、彼女が演じたキャラクターのニュアンスを壊さないよう意識しました。また、アーティストであるブラウン夫人の持つ雰囲気も大切にして、でも私が演じることで、何かプラスしたいなと思いながら臨みました」とアフレコを振り返った。
また、プロモーション期間中、試写会やイベントなどで3人の中で最もパディントンと登壇してきた三戸は「昨日もラジオ一緒に出たり、(三戸の)ライブにも遊びに来てくれたり、一番パディントンと会っていたので、すごく寂しい!」と、パディントンとのしばしのお別れに寂しげな表情を浮かべた。
続けて三戸は「次に会った時は、私の出身地である奈良を案内して、鹿に一緒に鹿せんべいをあげたい!」と、パディントンへの熱い思いを語った。
さらに、劇中でトイレを壊してバスルームを水浸りにするなど、おちゃめな失敗を繰り返すパディントンのキャラにちなみ、「最近やってしまった失敗」の話題に。
「ことしの正月に実家に帰った際、おいっ子にお年玉を上げようと思っていたのに、上げる直前にお金を持っていないことに気が付いて…! 焦ってすぐ銀行でお金を下ろしました(笑)。何とか間に合いましたけど、3歳くらいになるおいっ子に適切な金額はいくらだろうと迷いました。いくら上げたかは秘密です」(松坂)
「冬休みがあったお子さんも多かったと思いますが、私の子が冬休み最後の日に山ほど宿題が終わっていないことが発覚して…。『何でこんなにやってなかったの~!』って頭からツノを出すくらいに怒ったんです。夜中まで頑張って何とか全てやりきったのですが、翌日学校から『1つも宿題を出してない』って電話が掛かってきまして…。
昨日あんなに頑張って宿題をやったのに、勉強机に全部置き忘れていたんです。何でランドセルまで入れるところまで確認しなかったんだろうって自分を反省しました(笑)」(斉藤)
「私は前髪が短いんですけれど、この短さでも巻くんですよね、前髪。でも短すぎておでこをやけどしちゃうことが多くて。最近もやってしまいました(笑)。この短さだと隠しようがないので、気を付けます!」(三戸)と、それぞれの失敗談を暴露した。
終盤、パディントンから映画のヒット祈願と公開記念舞台あいさつのお祝いにプレゼントとして、“巨大クマ手”が贈られた3人。その大きさに驚きの表情を浮かべつつ、仕上げとしてユニオンジャックの旗をそれぞれ飾り付け、クマ手を完成させた。
最後には、会場に集まった観客と三本締めで映画のヒットを祈願。
松坂による「いよーおっ!」という掛け声で場内が一つになり、三本締めは見事一発成功し、拍手の中、松坂は「本当にパディントン、すごくすてきです。またパディントンを取り巻く家族や周囲の人たちもみんなすてきで、家族の愛や絆が美しく、温かく描かれている作品です。
どうやら続編も作られているみたいなので、皆さんも口コミを広めていただいて、ぜひ続編も日本公開が実現してもらいたいなって思います。パディントンにもまたぜひ会いたいので!」と締めくくった。
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