蛭子能収、台湾旅でもマイペース「中華料理店が多い」
2月13日(土)より全国公開になる「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」の完成披露試写会が開催され、太川陽介、蛭子能収、三船美佳、主題歌を担当した由紀さおりが舞台あいさつに登壇した。
本作はテレビ東京の人気旅バラエティーを映画化したもの。テレビ版では、毎回太川と蛭子にマドンナ1人を加えた3人が、路線バスを乗り継いで3泊4日の日程内に目的地への到達を目指す。
ヒッチハイクはもちろん、高速バスや電車の使用も禁止というルールと、失敗してもそのまま放送する“ガチ旅”感が好評で、根強いファンを獲得している。
映画では初の海外ロケを敢行。台湾を舞台に、スタート地点の台北からゴールに設定された台湾最南端のガランピ灯台へ向かう。途中、台風21号が台湾を直撃し、バス全線運休という危機に見舞われるなどハプニング満載のロードムービーとなっている。
旅でリーダーシップを握る太川は「4Kカメラを使う以外は、テレビ版と何も変わらない。スタッフの人数も同じ。ただ、言葉の壁は(指差し会話ができるように)カードを用意していたけど、結局返答が理解できなくて苦労しました」と振り返った。
マドンナに迎えられた三船は、「番組のファンだったのでお声掛けいいただき、光栄でした」とニッコリ。三船は、太川から「何がおいしかった?」と台湾料理の感想を求められたのにもかかわらず「蛭子さん!」と即答。「真剣に時刻表を見ている太川さんの横で眠そうな顔をしている蛭子さんはかわいくて癒やされました。それに(転んで)空を飛ぶ蛭子さんはこの映画でしか見られませんよ!」(三船)と語った。
蛭子は「全然何もしてないし、覚えてないけど、日本版より面白いんじゃないですか」と第一声から“蛭子節”を披露。
太川から「怖い! 蛭子さん、絶対に成功したか失敗したかのネタバレ言わないでね! 本当に怖い! 言わないでよ結末!」としつこいくらいの“口封じ”を食らい、「分かってるよ~」とムッとした表情を見せた。
さらに、蛭子は台湾旅の感想を問われ「中華料理店が多かった」と天然発言を飛ばし、会場を沸かしていた。しっかり者の太川と自由奔放な蛭子は気が合わなさそうに見えるが、テレビシリーズが第22弾まで続くだけあり、この日もコンビ愛がさく裂。
太川は「やはりこの旅には蛭子さんは欠かせない。蛭子さんが死んだら旅はやめます。いや、蛭子さんが僕のことを分からなくなったら、一緒にやめよう!」と宣言すると、蛭子は「(太川の存在が分からなくなる)可能性あるよ」と独特の返しでトークショーを盛り上げていた。
2月13日(土)全国公開
構成=釜澤安季子
演出=鹿島健城
音楽監督=遠藤浩二
主題歌=由紀さおり「人生という旅」 (ユニバーサル ミュージック)
プロデューサー=越山進、能登屋重男、五箇公貴
出演=太川陽介、蛭子能収、三船美佳
ナレーター=キートン山田
配給=アスミック・エース
【HP】rosenbus-movie.com