満島ひかり、月9の声に続き明智小五郎役を2夜連続
月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ系)第1話で、満島ひかりが“声の出演”。
ヒロイン・音(有村架純)の今は亡き母親役として、娘に宛てた手紙を読み上げる“声の芝居”が、多くの人の涙を誘った。
見逃した人は、民放公式テレビポータル・TVerで1月25日(月)の夜まで無料で配信されているのでそちらをチェックしよう(同日夜7時44分配信終了)。
昨年も「ど根性ガエル」(日本テレビ系)のピョン吉の“声の芝居”が話題を呼んだ満島。ちなみに弟・真之介もアニメ「僕だけがいない街」(毎週木曜、フジテレビ系)で声優デビューしたばかり。
そんな満島が声だけではなく、顔出しで名探偵・明智小五郎を演じる「シリーズ・江戸川乱歩短編集 1925年の明智小五郎」(NHK BSプレミアム)の第2弾・第3弾が1月23日(土)・24日(日)にオンエア。
本作は“ミステリーの父”江戸川乱歩の黄金時代ともいわれる1925年の短編を、一流のクリエーターたちが斬新な演出で映像化したもの。
1月11日に放送された『D坂の殺人事件』に続き、心理ミステリー『心理試験』と、倒叙ミステリー『屋根裏の散歩者』が放送される。
エピソードごとに異なるファッションを含め、性別を超えた満島の“全身の芝居”に魅了されたい。
■1月23日(土)夜10:30-11:00『心理試験』あらすじ
貧しい大学生・蕗谷(菅田将暉)は、友人の斎藤(大水洋介)から、下宿先の老婆(嶋田久作)が金を貯め込んでいると聞きつけ、綿密に計画をたてて完全犯罪をたくらむ。斎藤から、金の隠し場所が植木鉢の中だと聞いた蕗谷は、老婆を殺し、金は半分を元あった場所に戻し、残りを財布に入れて警察に拾得物として届け出た。
ところが死体を発見した斎藤が植木鉢に残された金を盗み、殺人容疑で逮捕される。一方、蕗谷は、警察から心理試験(うそ発見器)をされても疑われないよう練習を重ねる。笠森判事(田中要次)が行った試験で、斎藤は不自然な反応を繰り返すが、蕗谷はこの試験を難なく突破。何か納得のいかない笠森の前に、明智(満島ひかり)が現れる。
■1月24日(日)夜11:20-11:50『屋根裏の散歩者』あらすじ
世の中面白くないと退屈している郷田(篠原信一)は、友人の紹介で明智(満島)と知り合う。しばしばお互いの下宿を訪ねる仲になり、郷田は明智が語る犯罪談に聞き入るように。
そんな時、郷田は下宿の天井板が一枚はずれることに気付く。以来、郷田は暇さえあれば天井裏を散歩し、隙間から20人に近い下宿人の秘密をのぞき見していく。
下宿人の中に、歯医者の助手を務める遠藤という男がいた。ある日天井裏からその姿を見ていた郷田の頭に、何の恨みもない遠藤を殺害したいという思いが。これまでは罪の発覚を恐れて、殺人を実行しようなど思ったことがなかった郷田は遠藤の部屋を訪ね、彼が持っていたモルヒネを盗み出す。そして、遠藤が寝入ったのを見計らって、天井の節穴からさるまたのひもを垂らし、遠藤の口へモルヒネを注いで殺害する。
“動機なき殺人”は自殺として片付けられた。しかし、郷田を訪ねてきた明智が事件に興味を持ち、その解明に乗り出す。
『心理試験』1月23日(土)夜10:30-11:00
『屋根裏の散歩者』1月24日(日)夜11:20-11:50
NHK BSプレミアムで放送