綾野剛が極悪警官を演じる“日悪”追加キャスト発表!
綾野剛が“黒い警部”という異名を取る北海道警察の悪徳警察官・諸星に扮(ふん)する、6月25日(土)公開の映画「日本で一番悪い奴ら」に、追加キャストとして中村獅童、YOUNG DAIS、デニス・植野行雄、ピエール瀧らの出演が決定した。
同作は、日本警察史上の最大の不祥事といわれる“稲葉事件”をモチーフに描かれる、前代未聞の警察エンターテインメント。「凶悪」('13年)で、国内の各映画賞を総ナメにした白石和彌監督と、綾野が初タッグを組むことで話題を集めている。
諸星(綾野)の “S”(スパイ)を演じるのは、映画「ピンポン」('02年)で日本アカデミー賞、ゴールデン・アロー賞(映画新人賞)、ブルーリボン賞、日本映画批評家大賞、毎日映画コンクールの各新人賞5冠を受賞するなど、名実ともに日本を代表する俳優・中村獅童。
白石監督作品初出演となる本作では暴力団幹部の黒岩勝典役として、諸星に極秘情報を提供し、日本警察史上類を見ない壮大な拳銃摘発計画を実行するため、諸星に違法薬物密売組織の泳がせ捜査を持ち掛ける。
そして、HIPHOPアーティストとしての活躍のみならず、初めて演技を披露した映画、園子温監督「TOKYO TRIBE」('14年)では、主演に大抜てきされるなど、期待の俳優YOUNG DAISが、諸星を慕う、重要な“S”として活躍する山辺太郎を熱演。
さらに、その容姿から発せられる言葉と演技に関係各所から「これ以上の適役はいない!」と絶賛された植野が、中古車販売業者の盗難バイヤー、アクラム・ラシード役で実写映画初となる名(迷)演技を披露する。
3人は諸星の異常なまでの正義の信念の下、仲間の“S”として数々の違法捜査に協力していく。
その他、諸星の先輩刑事・村井定夫役には電気グルーヴのメンバーであり、声優、ナレーターとしてマルチな才能で幅広く活躍する個性派俳優・ピエール瀧。
白石監督2作目となる本作では、暴力団組織と密接な関係を持ち、諸星に刑事のいろはをたたき込む敏腕刑事として独自の存在感を放つ。
同じく先輩刑事・栗林健司役に青木崇高、関東ヤクザ・加賀谷力役に木下隆行(TKO)、警視庁銃器対策室・国吉博和役に音尾琢真、高級クラブのホステス・田里由貴役に矢吹春奈、美人婦警・廣田敏子役に瀧内公美、山辺(YOUNG DAIS)の恋人役に白石糸など、個性的キャストが集結した。
また、今回解禁された写真は綾野を中心に、“チーム日悪”の5人がマグショットで収められたもの。警察とヤクザ、相反する者同士がタッグを組んで犯した“日本警察史上最大の不祥事”と称される事件の真相とは。混在する“正義”と“悪”のぶつかり合いで、真相はやぶの中だ。
白石監督は「完成を目前にして、とんでもない映画を生み出してしまうことに自分自身が冷静でいられません。撮影直前に瀧さんにお会いした時『鬼畜監督はやっぱり鬼畜だったね』とニコニコしながら言われました(笑)。光栄です。出演者全ての人が悪者になるように愛情を持って作りました。生まれながらに罪を背負った映画、間もなく完成します」と、アピールした。
6月25日(土)全国ロードショー