ブリちゃん＆壮馬くんに「ハルチカ」インタビュー！
テレビアニメ、劇場アニメなど、話題の新作アニメに注目し、出演者へのインタビューを通して作品やキャスト・スタッフの魅力を紹介する。
1月からTOKYO MXほかで放送中のアニメ「ハルチカ～ハルタとチカは青春する～」(毎週水曜夜1:35-2:05ほか)は、廃部寸前の弱小吹奏楽部に所属する穂村千夏(チカ)と上条春太(ハルタ)が、さまざまな謎を解き明かす青春ミステリー。
高校進学を機に吹奏楽部へ入部したチカは、幼なじみのハルタと再会。音楽講師の草壁に憧れるチカは、草壁を吹奏楽の甲子園「普門館」に連れて行くため、ハルタと共に部員集めを始める。
本作のメーンキャラクター・チカを演じるブリドカット セーラ 恵美と、ハルタを演じる斉藤壮馬にインタビュー。キャラクターや作品の魅力、見どころなどについて聞いた。
■ブリドカット セーラ 恵美＆斉藤壮馬 インタビュー
――まず、ご自身の演じるキャラクターの印象を教えてください。
斉藤壮馬(ハルタ役)：ハルタは頭は良いんですけど、人間関係が複雑になるほど人との距離感を見誤ったり、自分のしたことに対して後悔したりもするので、そういう部分は高校生らしいと思います。
ブリドカット セーラ 恵美(チカ役)：私から見ると「ハルタは少し背伸びをしたいところがある」と思うので、その年代の等身大の男子だと思います。逆に、女子は高校生くらいになるとおしゃれや異性の目が気になると思うんですけど、チカちゃんはそんなことがないので「素朴だな」と驚きました。それが、彼女の等身大の魅力でもあると思います。
斉藤：あとは、灰色の脳細胞を持つ美少年・ハルタが謎を解いて、人の心も解きほぐすことで“ハルタの仲間が増えていく！”という感じですね。
ブリドカット：チカちゃんも忘れないで(笑)。チカは底抜けの明るさがあって、いい意味で回りを巻き込んでいっちゃう感じです。なので、ハルタの論理的な部分とチカの奔放さがバランスよく相まって、気が付くと人が集まってくるのかなと思います。
――少しずつ仲間が増えていきますが、気になるキャラクターはいますか？
ブリドカット：個性豊かなキャラクターがたくさんいて、本当に大好き過ぎます。
斉藤：「あるある」を少し大げさにやってる感じかな？ 高校時代に、こんな人たちがいたら楽しいと思いますね。僕は、ハルタとは仲良くならなそうですけど(苦笑)。
ブリドカット：ハルタは気になる存在で、女子に人気があると思う。けど、同じクラスよりは、他のクラスとか他校とかが良いかな…(笑)。仲良くなるならチカちゃん。
斉藤：チカちゃんといたら毎日楽しそうだよね。僕は、高校時代に片桐部長みたいな友人がいたので、片桐部長と仲良いと思う。
ブリドカット：そうなんだ。確かに、片桐部長は性別とか学年を超えて仲良くなれそう。
――では、キャラクターを演じる上で意識していることはありますか？
斉藤：ハルタは推理を担当するので、つたないせりふ回しだと説得力がないと思っています。なので、作品の中でのリアリティーがあるように毎回気を付けていています。あとは、掛け合いを大切にしています。
ブリドカット：チカは普通の女子高校生にしては素朴過ぎたり、アニメキャラクターとしてのコミカルさも持っていたりするので、やり過ぎずやらなさ過ぎずというところが最初は大変でした。今はアドリブを入れさせていただいて、思い切りいくところはいく感じです。
斉藤： 1話に1回は蹴られてるかも(笑)。その思い切りが面白い。
ブリドカット：アドリブも採用されることが増えたのでうれしいですね。ハルタとチカは会話が多いので、私も掛け合いを大切にしていて、作り込み過ぎないようにしています。その中で、壮馬くんから面白い反応が返ってくるので、ハルタのツッコミというところで遊ばせていただいています。
――最後に、作品の魅力を教えてください。
ブリドカット：吹奏楽、青春、ミステリーと聞くと、3つの要素がばらばらに見えると思いますが、それらがうまく融合して1つの作品になっています。
斉藤：その3つの要素を入り口にして、見てくださる方なりに楽しめる作品だと思います。予想通りの楽しみ方もできるし、予想外の楽しみもたくさん詰まっていると思います。
ブリドカット：そうですね。「大掛かりなトリックがあって」というミステリーではなく、身近な謎に挑むので、結果を聞いてもすんなり受け入れられるミステリーだと思います。
斉藤：ただ爽やかなだけではなくて、高校生らしい日常の問題もあれば、社会と関わる大きな謎もあり。真相にたどり着けても高校生ではできることに限界があって、ある意味背伸びをしていない作品だと思います。その中で、チカちゃんの直感に助けられながら、ハルタが謎を解いていくと。
ブリドカット：謎は謎のままにしておいた方が良い謎にも、ハルタが触れてしまうという繊細な部分もあって。その問題にあえて踏み込んで、大人ではなく、高校生の彼らが向き合うという部分も、ただの“ミステリー”というテーマにはくくれないところだと思います。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
毎週水曜夜1:35-2:05ほか
TOKYO MXほかで放送中
【HP】haruchika-anime.jp
