諏訪部順一ら「ギャングスタ」イベントで初めて尽くし
アニメ「GANGSTA.」('15年TOKYO MXほか)のスペシャルイベントが東京・ニューピアホールにて開催。
声優の諏訪部順一、津田健次郎、金尾哲夫、石川界人、三上哲、悠木碧、植田佳奈、稲田徹によるキャストトークや朗読劇の他、エンディング主題歌を担当したAnnabelのライブが行われた。
「GANGSTA.」は、マフィアが支配する街・エルガストルムを舞台に、便利屋を営む、特別な能力を持つウォリックと聴力を失ったすご腕のニコラスが、さまざまな依頼を受けるトラジックアクション。
イベントは、放送を終了した本作を特別に編集したVTRの上映に続き、諏訪部らキャストによる朗読劇が行われた。穏やかな日常で起こった珍事(?)を描いた内容となっており、三上や稲田が演じるキャラクターのコスプレ姿や、金尾や悠木らの身振り手振りのついた演技など目でも楽しめる朗読劇となった。
その後、Annabelによるエンディング主題歌がフルバージョンで披露され、まさにアニメ1話分を見たような演出がされていた。
そして、キャストがステージに登場し一人ずつあいさつする中、三上と稲田は“コスプレ”担当として、それぞれがキャラクターに成り切った外見のポイントを挙げた。会場からは熱い拍手が送られ、稲田は「この拍手で報われた思いです」と笑顔を見せた。
また、朗読劇を振り返った津田からは「アドリブが増えていた!」と、諏訪部や悠木に指摘。きっかけを作った悠木は、朗読劇を行うのは初めてと言いながらも「昼の部を見た方にも楽しんでもらえるようにと思って。でも、人任せなので、津田さんに収拾してもらえて良かったです」とおちゃめな一面をのぞかせた。
さらに三上は、作品きっかけのイベントは初参加ということで、「テオ先生はなかなか外出しないので、今回(昼夜合わせて)2回目のお出掛けです」と例えると、会場は笑いに包まれた。
続いてトークコーナーでは、登壇者の中で最年少となる石川がMCを任され「もう、心がくじけてるからな…」とその場にしゃがみこんでしまうものの、奮起して進行開始。ところがトップバッターの津田が選んだトークテーマを読む際、ステージのモニターに映しだされた質問とは違うものを読み上げてしまう。会場はからかうような雰囲気になりつつも、石川のことを温かく見守っていた。
次第に話が盛り上がる中、次のテーマは「忘れられない失敗談」に決定。あまりのタイミングの良さに、石川は「僕のミスを楽しむイベントじゃないですから! こんなに忘れられないイベントは初めてです」と苦笑い。
金尾の失敗談や周りが言うことを聞かない時の植田の対処法などが明かされ、終始笑いが絶えない中、イベントは終了。
最後に、諏訪部は「作品の世界観や演出など、ギリギリのテーマで攻めたアニメ作品で、スタッフ、キャスト共に誠実に取り組んできたと思います。今どきはなかなかない“おじさん世代”が活躍させていただいた作品で、楽しかったです。引き続き原作、ドラマCD、アニメを応援いただければ、続編でお目に掛かれることもあると思うので、これからも応援お願いします」と締めくくった。