古川雄輝との“お戯れ”に間宮祥太朗「ゾクゾクした」
公開中の映画「ライチ☆光クラブ」の大ヒット御礼&拡大公開直前!トークイベントが2月21日、東京・新宿バルト9で行われ、ジャイボ役の間宮祥太朗、ニコ役の池田純矢、そして原作者の古屋兎丸が登壇した。
ティーチインイベントとして行われた今回は、上映直後で映画を見終えたばかりの観客から直接3人への質問が寄せられた。
最初の質問は、大変な撮影を振り返りつつ、映像で見たらすごく良かったというシーンについて。
間宮は「僕は撮影が大変じゃなかったです。みんな最後続々と死んでいくじゃないですか、ですが僕はペシャンコになるので。他の人は寒い中で血のりが体にいっぱいつけた状態で床に転がっていなきゃいけなくて、ガタガタ震えながらやっていたんですけど、僕は跡形もなくなるから。撮影が終わったら、血のりも付けず『お疲れさまでした~』みたいな軽い感じで終わったので(笑)。それが『こうなるんだ!』という感動がありました」と、振り返った。
一方、池田は「ニコが眼球を突き刺すシーンがあるんですけど、刺して血が噴き出すまでワンカットで撮っているんですよ。衣装も1着しかないので、絶対に失敗するなよというプレッシャーをかけられながら撮影しました。あれは映像で見ても素晴らしかったです」と、納得の表情で語った。
そして間宮へ、ジャイボという強烈な役柄を演じたということで、間宮自身と似ているところは?という質問が。
池田は「顔でしょ!」と冷やかすと、間宮は「顔は…どうだろね(笑)」と照れながら、「似ているところは、男同士のスキンシップが多いところはありますね。私生活でなんですけど」と明かす。
これにすかさず池田は「どっちもいけるんでしょ? 僕も何回か襲われました」と告白。しかし、間宮は「僕ねえ、純矢くんは全然タイプじゃないから。触った覚えもございませんが、僕自身は恋愛などに関して独占欲はない方なので、そういった意味ではジャイボを演じながら理解しつつも、自分の中の感情を持っている人間なんだと思いましたし、うらやましくもありました。人を愛するばかりに壊れるほどの激情を持ってしまう。生きていく上でのエネルギーがあっていいなと思いました」と、池田をバッサリ切りつつ、役柄を分析した。
最後の質問では、間宮に古川雄輝との“お戯れ”のシーンでドキッとした瞬間について、池田にニコとしてどうゼラ役の古川と接したかについてと、この場にいない古川雄輝に関する質問が。間宮もすぐに気付き「さては古川くんのファンだな!」と、早速ツッコミを入れていた。
あらためて、間宮は「お戯れですよね。僕が一番古川くんの好きなポイントは声なんです。すごいすてきな声をしていて、弦楽器をならしているんですか?って言いたくなるくらい。本当に上品で、ゼラをやっているときは冷たさもあって、声の印象が強くて、それをこの距離(耳元)で聴けるっていうこのぜいたくを感じました。耳元で『おまえは少女のように美しい』とか言われるので、体がゾクゾクしました」と、古川のセクシーボイスについて語った。
池田は「ニコとしてどうやってゼラのモノになれるかを考えていました。彼に深く入り込むにあたって、必要とされたい、彼のモノになりたい、なれるためにはどうすればいいかと考えました」と明かした。
また、原作の古屋先生は古川ファンの質問者のために、古川がオーディションに来たときの話を。
「古川くんはオーディションでほぼ一言もしゃべらない感じで、静かにこっちを見ていたんです。それがすごく印象に残って、僕はゼラ役のところに“◎”を付けたんです。
彼がゼラ役に決まったと聞いたとき、合っていると思ったし、その後『どうしてしゃべらなかったの?』と聞いたら、『一緒に5、6人受けていて、みんなよくしゃべる人だったので、あえてしゃべらなかった』と言っていて。その考え方、姿勢そのものがゼラっぽいと思いました」と、古川の役者魂を絶賛した。
公開中
2月27日(土)より全国拡大公開