野村忠宏が東京五輪を目指す選手に迫る番組がスタート
4月29日(金)より、BSフジにて「アキレアの橋~2020遥かなる東京へ~」(夜10:00-11:25)がスタートする。
同番組は、アトランタ、シドニー、アテネのオリンピックで柔道史上初の3連覇を達成した野村忠宏がプレゼンターを務めるスポーツドキュメンタリー。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを目指すアスリートや、関係者たちを長い歳月を懸けて追い続け、アスリートのありのままの姿を伝えていく。
初回の放送で取り上げるのは、体操選手の白井健三。東京オリンピックまで、白井の選手として、人間としての成長をつづる。
番組の発表会見に登壇した野村は「自分の周りで夢を持ってチャレンジしたアスリートが、いっぱい涙を流してきたのも見てきました。オリンピックを目指すことの難しさ、その中で、力を出し切って目標をかなえた選手の感動の涙、それと同時にある悔しい涙。
選手それぞれのオリンピックの捉え方があるので、今回実際にいろんな選手と会って、自分ができるアドバイスがあればするし、背中を押してあげられる言葉をかけられたらいいなと思っています。時には選手の競技に参加させてもらいながら、自分自身も学んでいきたいです!」と語る。
また、現役時代の食事制限の話になると「正直に言うと栄養士の方に怒られるんですけども、若い時はコンビニ弁当ばかり食べていましたね(笑)」と、意外な話も飛び出し、報道陣を驚かせた。
続けて、野村は「今まで自分が見てきたアスリートというのは、“自分を許す時間”をしっかり持って、その上で自分がやるべきことをやる、オン・オフをしっかり管理できる選手の方が実績がある。逆に全てにおいてストイックな人の方が本番でもろかったりするのかなと思います」と持論を展開した。
同席した高木健太郎プロデューサーは「今回、野村さんをあえて『プレゼンター』という形にしているのは、取材者でもあり、プロデューサーでもある野村さんに時には一緒に取材をしてもらい、野村さんが肌で感じたこと、何を感じるのかを番組の中に落とし込んでいきたい」と語った。
最後に野村は「40歳まで現役を続けてきて、弱かった学生時代、プロになってオリンピック3連覇した最強の時代というのも経験し、競技を2年間離れて、そこからもう一度這い上がった経験もあります。アスリートしての光と影を経験して、視聴者の皆さんには光の部分は見やすいけれど、アスリートが抱える影の部分も伝えていきたい」と、プレゼンターとして意気込みを語った。
また、番組のテーマソングが平原綾香の「鼓動」に決定したことも発表された。
平原は「オリンピック、パラリンピックの開催に向けて顔晴る(がんばる)アスリートを番組と一緒に応援する気持ちで『鼓動』を大切に歌っていきたいです」とコメントした。
4月29日(金)夜10:00-11:25(※毎月1回金曜夜10:00-11:25)
BSフジで放送