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元EXILE・松本利夫と早乙女太一が激突!

2016/03/04 13:10

思わず息を飲む、劇団EXILE松組の舞台「刀舞鬼-KABUKI-」での、松本と早乙女の一騎打ちシーン
思わず息を飲む、劇団EXILE松組の舞台「刀舞鬼-KABUKI-」での、松本と早乙女の一騎打ちシーン

元・EXILEのパフォーマー松本利夫と演劇界のプリンス・早乙女太一が大衝突する、劇団EXILE松組の舞台「刀舞鬼-KABUKI-」が3月4日から大阪で公演される。早乙女太一に加え、島袋寛子もゲストに迎え、ダンスと殺陣が融合した、かつてないエンターテインメントステージを展開。誰もが知る物語「桃太郎」を題材に、それを鬼の目線から描くという斬新な物語が展開されている。

松本が演じるのは、忍びの集団”刀舞鬼一族”の兄貴分・鬼丸。優れた刀の使い手・数珠丸(早乙女)とは幼なじみで、2人の間で揺れ動くヒロイン・菜切を島袋寛子が演じる。冒頭から目を見張ったのは、鬼丸のダンスと数珠丸の殺陣がシンクロするパフォーマンス。EXILEスピリッツを継承したような、ダイナミックかつ手数の多い松本の舞、そして刀が手に吸い付いていくような殺陣の名手・早乙女の流麗な刀さばき。一見混ざりそうにない対照的な2人の動きが見事に溶け合い、一つのエンターテインメントとして昇華されていたさまは圧巻! 躍動感あふれるド迫力のショーには鳥肌が立つ。以後も要所要所で披露されていく両者のダンス&殺陣は、役の感情をストレートに乗せ、その表現力に思わずクギヅケになるほど。ダンスシーンでは、松本が力強いステップやターンで洋の世界へいざなえば、早乙女が旗や扇子を使った和の演目で迎え撃つ。言わずと知れたその道のプロフェッショナルたちが魅せる技の応酬は、豪華でぜいたくなひとときに。

鬼たちの目線を通して、正義や悪、仲間や家族愛といったメッセージ性も暗に含んだ今作。深い苦しみや葛藤を描くシーンでは、その芝居に強い説得力があったのも特筆すべき点だった。早乙女は、完全に役を自分のものとし、表情や目線、背中の芝居にまで気を配り、演技への情熱がひしひしと感じられた。また、松本の渾身の長ゼリフと早乙女の切ない怒りを爆発させるクライマックスシーンは涙なくして見られない感動的な場面だ。ヒロインとして、全編を通じたストーリーテラーの役割を担った島袋は、艶と張りのある歌声を披露。ひそかな恋心を抱き、自らの運命に苦しむ役を繊細に演じ、”男性畑”の舞台に華やかさを添える。

昨年、EXILEのパフォーマーを卒業した松本利夫が、新たな活動の場として旗揚げした劇団EXILE松組。松本自身が演出も担当し、ダンスと殺陣、歌など、さまざまな要素を融合させた意欲みなぎる舞台。その充実度と完成度の高さに、今後の松組作品への期待がより一層かき立てられる内容だ。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

劇団EXILE 松組 VOL.1
「刀舞鬼-KABUKI-」

3/4金~6日 大阪・森ノ宮ピロティホール
ゼネラルプロデューサー・演出=EXILE MATSU
作=渡辺啓
出演=松本利夫、早乙女太一、島袋寛子、
丸山敦史、早乙女友貴、黒川忠文(アンバランス)、山本栄治(アンバランス)、富田昌則、
安田桃太郎、黒川恭佑、久保田創ほか

画像一覧
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  • 思わず息を飲む、劇団EXILE松組の舞台「刀舞鬼-KABUKI-」での、松本と早乙女の一騎打ちシーン
  • 【写真を見る】見とれてしまうほど美しい早乙女の見事な殺陣
  • 桃太郎をイメージした場面では、アンバランス演じる老父婦が笑いを誘う
  • 衣装や舞台の演出も美しく、雰囲気を一気に盛り上げている

関連人物

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    松本利夫

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    早乙女太一

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