小松菜奈&菅田将暉が今秋「溺れるナイフ」でW主演!
ことしの秋に実写化されることが発表されていたジョージ朝倉原作の映画「溺れるナイフ」の主要キャストが発表され、今とときめく新鋭若手俳優の小松菜奈と菅田将暉がW主演を務めることが分かった。さらにジャニーズWESTの重岡大毅、上白石萌音も主要キャラクターを演じる。
同映画は、「別冊フレンド」(講談社刊)で'04年10月から'13年12月まで連載され、10代の少年少女特有のむき出しのナイフのような激しい心と心のぶつかり合いを描いたジョージ朝倉の人気コミックが原作。
ストーリーは、東京で雑誌モデルをしていた美少女・望月夏芽が、ある日突然父の故郷である浮雲町(うきぐもちょう)に引っ越す。東京から遠く離れた田舎町には刺激がなく、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込む夏芽だが、土地一帯を取り仕切る神主一族の末裔(まつえい)で、跡取りの長谷川航一朗(コウ)に出会い、引かれていく…というもの。
このたび、主演を含む主要メンバーを演じるキャストが発表された。
ティーンモデルとしての絶頂期に田舎へ引っ越すことになり、絶望していたが、コウとの出会いで変わっていく主人公・望月夏芽役を、'13年の映画「渇き。」での鮮烈なデビュー以降、「近キョリ恋愛」('14年)など多くの話題作に出演し、圧倒的な存在感と透明感あふれるルックスが人気を集める若手演技派女優・小松菜奈が務める。
数多くの作品でヒロインを演じてきた小松だが、彼女にとってこれが初主演映画となる。
そして夏芽の美しさに自分と同じ特別な力を感じ、ぶつかり合いながらも強烈に引かれ合う神主一族の跡取り息子・長谷川航一朗(コウ)は、映画にテレビにCMに、その顔を見ない日はないほど大ブレーク中の、今最も注目を集める若手実力派俳優・菅田将暉が演じる。
菅田にとって恋愛映画としてはこれが初主演で、小松とのフレッシュなコンビによるW主演となる。
さらに、共演者としてコウとの関係に傷ついた夏芽にそっと寄り添うクラスメートの好青年・大友勝利役をジャニーズWESTの重岡が、夏芽とコウの2人に羨望(せんぼう)のまなざしを向けるウブなクラスメート・松永カナを上白石が演じる。
キャストコメントは以下の通り。
【夏芽役・小松菜奈】最初、夏芽のことがよく分からなくて、日々の撮影もハードな中で、不安になったりしました。迷惑を掛けたり、悔しい思いもたくさんありました。でも、共演者やスタッフの方々が明るく接してくださり、私もリラックスして、夏芽として最後までやり通すことができました。菅田さんとは2度目の共演となりますが、コウちゃんが菅田さんで本当に良かったなと思います。あるシーンでは笑い合って本当に幸せなコウと夏芽がそこにはいました。和歌山での撮影も含め、撮影期間の3週間はまるで3カ月ぐらいにも思えましたが、自分と夏芽を重ね合わせられたこともいい思い出になったなって思えます。
【長谷川航一郎(コウ)役・菅田将暉】僕自身、初めての経験でしたが、非常にピリピリした現場でした。だからこそ生まれるものがあると信じて臨んでいました。コウは、骨太というか芯のあることをあえて避け、美しい印象を与えながらも野性味にあふれている、そんな矛盾を抱えた人物なんだな、とシーンを重ねるたびに感じていました。バイクで2人乗りをするシーンでは、背中から感じる夏芽の幸福感とコウへの切ない思いを映した空気感とともに、大人の恋愛の領域を超えた、原作が持つ子供同士の純度の高い恋愛を表現できたかなと思います。
【大友勝利役・重岡大毅】緊張感もありつつも楽しかった現場でした。自分の持っているもの全部出せたかなって思います。ここで学んだ経験をきっかけに、もっともっと自分を出していけるんじゃないかなって思います。大友を演じてみて、大友ってすごいなって。俺には絶対できないことをたくさんやっている。でも、自分の中の小さい部分を頑張って大きく出していくところは、自分と共通しているところかな。そこがちゃんと見せられていたらいいなと思います。同世代の共演者と一緒に制服を着てお芝居すると「あ~学生してるな」と楽しんでしまいました。
【松永カナ役・上白石萌音】現場には1週間しかいなかったけどそうとは思えないほど濃密な時間でした。カナちゃんという役柄は、私にとって新境地でお芝居していた時も不安でしたけど、スタッフの皆さんに支えていただいたり、共演者の皆さんも大好きな人たちでしたので幸せな時間を過ごしました。特に菜奈ちゃんとの出会いは大きくて、これからも影響を受けていく女優さんだと思いました。この現場で学んだことを忘れずにこれからも頑張ります。
'16年秋、全国ロードショー
監督=山戸結希
脚本=井土紀州、山戸結希
製作=依田巽
企画=小竹里美、瀬戸麻理子
プロデューサー=朴木浩美
COプロデューサー=永田博康
原作=ジョージ朝倉「溺れるナイフ」(講談社「別冊フレンド」刊)
製作=「溺れるナイフ」製作委員会
企画・製作幹事・配給=ギャガ
企画協力・制作プロダクション=松竹撮影所