田村正和、北川景子においしいおすしをお薦め!
3月12日(土)、13日(日)に松本清張の“二大旅情ミステリー”がテレビ朝日系で二夜連続放送される。田村正和主演の「地方紙を買う女~作家・杉本隆治の推理」と北川景子主演の「黒い樹海」の合同会見が行われ、田村と北川が登場した。
第一夜の田村が主演を務める「地方紙を買う女―」は、石川・金沢や能登半島を舞台に地方紙で小説の連載を持つ小説家・杉本(田村)が、ある心中事件と自分の小説を面白いと購読を依頼した謎の女性・芳子(広末涼子)との関連を探り、追い詰めていくというストーリー。
最初に脚本を読んだ時、田村は「日本海の風景が見えた」と撮影場所でもある能登の海が浮かんだと明かした。
第二夜の北川主演「黒い樹海」は、長野を舞台に唯一の身内である姉を不慮の事故で亡くした祥子(北川)が、その死に疑惑を抱き真相を探るストーリー。
松本清張作品に初めて挑む北川は脚本を読み、「松本清張という確立したジャンルに挑戦するということで、脚本も掛け値なしに読むことができませんでした。主人公の心情や深層心理の部分を丁寧に描いている脚本だと思い、それを具現化させるにはどうすればいいか考えました」と難しさを告白。
また、北川は「主人公の心情が追い詰められているところから始まるので、どの人物も犯人に見えて疑心暗鬼に陥りますが、顔をしかめているだけでは伝わらないですし、心の機微を丁寧に表現できるように気を付けました」と演じる上で注意したポイントを語った。
「地方紙を買う女―」は金沢を中心とする石川が舞台、「黒い樹海」は長野と各地で場所で撮影。そこで田村は北川に「おすしがおいしかったです。(撮影の時期は)香箱ガニやのどぐろが食べごろで…。(店の)名前は後で教えます」と笑いを誘った。
一方の北川は、「ずっとロケ弁であまり外食の機会はなかったんですが、おそばをいただきました。東京で食べるおそばとちょっと違います」と田村にお薦めしていた。
今回、合同記者会見で初対面となる田村と北川。もし、今後共演するとしたらどんな役柄でどんなストーリーがいいか?という質問には、北川は「もし共演させていただけるなら、1シーンでも、通り掛かるだけでも、一緒の画面に映ってみたいです」と恐縮しながら、「欲を言うとラブストーリーでしょうか」と話すと、隣で田村はうれしそうにほほ笑んだ。
<第一夜>「地方紙を買う女~作家・杉本隆治の推理」
3月12日(土)夜9:00-11:06
<第二夜>「黒い樹海」
3月13日(日)夜9:00-11:10
いずれもテレビ朝日系で放送