「デアデビル」のチャーリー・コックス緊急来日会見!
マーベル・コミックを原作にしたNetflixオリジナルドラマ「Marvel デアデビル」のパート2で、主人公のマット・マードック役で出演しているチャーリー・コックスが緊急来日し、記者会見が行われた。
本作は、Netflixで3月18日より配信が開始されている人気作品の続編。昼は弁護士として働くが、夜はマスクをしたヒーロー“デアデビル”として正義のために闘う男、マット・マードックの姿を描いている。
爽やかな笑顔で会見場を訪れたチャーリーは「温かく迎えてくれてありがとう」と、日本のファンと報道陣に向けあいさつ。初来日の感想を「ずっと日本に来たかった。おいしいすしを食べて、桜を見てみたい」と希望を語った。
今回のシーズン2の見どころについて「シーズン1はヒーローの誕生を追っていましたが、今回はより複雑な内容になっています。何がヒーローをヒーローたらしめているか。そして私たちの現代にどういう意味を持つのかといったことを問い掛けています」と分析してみせた。
「デアデビル」の魅力の一つは、CGに頼らないアクションシーン。チャーリーは「CGは一切使わず、実際にスタントで行っていることは、見ていただくことで明確に感じていただけることだと思います。ある種のエネルギーを感じさせ、引き込まれるようになっています。
この作品は、スタントの方が非常に優れていて、キャラクターに合わせたアクションを作り上げていて、バランスが明快です。アクションのためのアクションではなく、ストーリーやキャラクターのためのアクションという部分を楽しんでもらいたいです」と語った。
また、シーズン2から新キャラクターのパニッシャー(ジョン・バーンサル)とエレクトラ(エロディ・ユン)も登場する。
2人の新キャラクターについて、「マットはパニッシャーが登場したとき、正義の鉄槌をくださなければと思います。しかしすぐに彼は白黒はっきりしているものではなく、自分に似た部分があると気が付きます。方向は違うけど、2人の行動の目的は同じなんです。今回のパニッシャーはアンチ・ヒーローであり、見た方がいろいろと考えられる存在になっています」と紹介。
さらに、作中で登場する女性たちについて、「事務所のパートナーのカレン(デボラ・アン・ウォール)と、元彼女のエレクトラとの三角関係が描かれます。マットは違う形でありのままの自分でいるんです。
カレンには“デアデビル”としての闇の部分を明かしておらず、逆にエレクトラといるときは“デアデビル”としての自分でもいられる。それをエレクトラはよく知っている。
非常に興味深いのは、人間は逆説的な状況におかれていて、自分が欲しいものが2つあることで引き裂かれてしまう。これはとても人間的なことなんだと思います」と持論を語った。
そして会見場には、日本のアクション女優として活躍している武田梨奈が特別ゲストとして訪れた。
「デアデビル」の正義の赤をイメージしたという真っ赤なドレスと、デアデビルヘアで登場した武田は、マスクをかたどった花束をチャーリーに手渡した。
本作とチャーリーのファンだという武田は、「今、『デアデビル』にどっぷりはまっていて、アクションシーンは何度も繰り返して見ています!」と興奮を抑えてコメント。
さらに「激しいアクションシーンの中で、けがはされてないですか?」と質問。チャーリーは「今のこところけがはありません。でも新しいマスクの目の部分が赤くなっているので、遠近感が狂ってしまって、スタントマンを殴ってしまったことがあります」と裏話を明かした。
また、アクション女優として武田の存在を知っていたというチャーリーは、「『デアデビル』として闘うとしたら、武田さんに勝てると思いますか?」という質問に「絶対負けると思います。できるだけ早めに逃げることが唯一の方法です(笑)」と即答し、大盛り上がりの中、会見は終了した。
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