多部未華子、本当はまだ20歳だった!?
73歳の老婦人が心はそのままに、突然20歳の姿に若返ってしまったことから巻き起こる珍騒動を描いた映画「あやしい彼女」が、4月1日に全国公開を迎え、同日に舞台あいさつイベントが開催された。多部未華子、倍賞美津子、小林聡美、要潤、北村匠海(DISH//)、志賀廣太郎、水田伸生監督が登壇し、作品の裏話やこの日行われたエープリルフール企画“あやし~いうわさ”暴露コーナーなどが行われた。
この日集まった観客に盛大な拍手で迎えられた多部をはじめとしたキャスト一同は、冒頭「忙しい中、こんなにたくさんの方に来ていただいて本当にうれしく思います。いよいよ初日を迎えて私もホっとしておりますし、緊張しておりますが、皆さまに見ていただいて大変光栄です」(多部)、「こんにちは、楽しかったですか? 帰ったら皆さんに宣伝してくださいね! きょうは本当にありがとうございます」(倍賞)、「きょうは4月1日。エープリルフールにめでたい日を迎えられて大変うれしく思います。楽しんでくださったようで大変うれしく思っております」(小林)などと、それぞれあいさつした。
本作で「見た目は20歳、中身は73歳」という主人公・節子を演じた多部のコメディエンヌぶりを絶賛した水田監督は、その魅力を「かわいいところ、あとはコメディエンヌとして芝居は呼吸(間)で成り立っている。それができるキャストの皆さん」と多部をはじめとしたキャストをたたえると、場内から「最高!」の声も。
若返り前の倍賞演じるカツが商店街を往年の名曲「東京ブギウギ」を口ずさみながらチャーミングに踊るにシーンついて質問が及ぶと、踊ることは当初、台本にはなかったようで「こういうのやってみてもいいよね?」と提案したエピソードを披露した。
さらに、劇中の踊りを舞台上で再現する倍賞の大サービスには、場内から大きな拍手が。そのときの撮影に多部も来ていたようで、スタッフから「倍賞さんがおかしな動きというか、摩訶不思議な動きをしているから見た方がいいよ!」という話があり、「私も取り入れなきゃ!」と思ったというエピソードを話、会場からは笑いが漏れた。
さらに、公開初日となる4月1日はエープリルフールということで、“あやし~いうわさ”の暴露コーナーなる企画が実施され、キャストの“あやし~いうわさ”について検証する企画も実施された。
1つ目の「要さん未来人説」では原島博東京大学名誉教授が、研究データに基づきコンピュータで作成した「100年後の日本人の平均顔」のイラストと要が酷似しているとの指摘と共に写真が公開されると、場内からは笑いが起きるが、要は「これ似てないでしょ! これ書いた人間違ってますよ!」と必死に反論していた。
そして「多部さん、今が20歳説」では、現在27歳の多部が、実はまだ20歳だといううわさがまことしやかにささやかれていることについて検証しようとすると、20歳時の多部の写真を写しながら、顔相学の権威、池袋絵意知氏が「多部さんのお顔の魅力は何といってもエクボ。エクボができるのは10歳未満の子供が最も多く、10代、20代とだんだん出現率は減っていく。20代ではあるのさえ珍しい。多部さんのお顔は、肌にハリがあり、頬肉がまだ10代のように若々しく柔らかい、全体的には20歳に見えるお顔です」と分析し、多部は苦笑した。
この件に関して、多部は頬の細さについて「犬歯と犬歯の間に4本あるところが3本しか生えてない。だから未発達といえば未発達ですね」と、一部認める発言をし、会場を驚かせていた。
あらためて水田監督は「新年度の初日、いろんなイベントがある中、お越しいただきありがとうございます。満開の桜は散ってしまいますが、『あやしい彼女』という花は魔法の一言で咲き続けると思います。よろしくお願いいたします」と語り、続けて多部は「皆さん、本日は本当にありがとうございました。あらためてこの作品に参加することができてラッキーだったと、そしてきょうこうして皆さんと初日を迎えられて幸せです!」と、座長として語り、盛大な拍手が鳴り響いたまま舞台あいさつが終了した。
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