城島茂、福岡遠征で工藤公康監督のリーダー論に感心!
TOKIOのリーダー・城島茂がメーンMCを務める「週刊ニュースリーダー」(毎週土曜朝6:00-8:00テレビ朝日系※一部地域を除く)で、5月14日(土)、城島が自らさまざまなジャンルのリーダーに取材へ行く企画「ニッポンの仕事人 週刊リーダー列伝」を放送する予定。
今回は、昨年、監督就任1年目にして福岡ソフトバンクホークスを2年連続の日本一に導いた工藤公康監督が登場する。城島が、ソフトバンクの本拠地・福岡ヤフオク!ドームに遠征し、3連覇達成への秘策や監督としての心構えなどを直撃取材した。
さらに昨シーズン、工藤監督の下、打率3割、30本塁打、30盗塁の“トリプルスリー”を達成、一気にブレークした柳田悠岐選手にも、工藤監督からの指導についてや今シーズンの意気込みなどを語ってもらった。
城島は、48歳まで現役を続けていた投手時代の工藤監督を見ていただけに「きょうはドキドキワクワクしながら福岡に来ました」と胸を躍らせ、「長く現役を続けられた秘密は?」という質問からトークがスタートした。
「秘密はトレーニングとおいしい食事と睡眠。選手も食べることも仕事ですし、眠らないと疲労は回復しない。トレーニングもトレーナーの方に見てもらいながら続けました」と工藤監督は答えた。
しかし、それらを心掛けるようになったのも結婚してからだそうで、独身時代の破天荒なエピソードも語った。
城島が特に気になっていたのが、工藤監督の若手選手の大胆な起用法。例えば、昨年の日本シリーズのピンチの場面で、2年目の千賀滉大投手を起用したシーンには城島も驚きを隠せなかったよう。
「ああいう経験がことしに生きるんです。彼の自信にもなり、次の年の成長につながる」という工藤監督に、「先のことを考えての起用だったんですね」と城島も感心しきり。
そんな工藤監督が現役時代に影響を受けた監督として挙げたのが、広岡達朗氏と王貞治氏。広岡監督からは「打たれるのは仕方がない。だからベースカバーなどやろうと思ってできることはきちんとやらなければ、ということを教わりました。王監督からはコミュニケーションの取り方。いつでも相談に来いと言ってくれましたが、そのどちらも今の指導に生かしています」という。
選手たちは工藤監督をどのように見ているのか。昨シーズン、トリプルスリーを達成した柳田選手に城島は質問する。
「監督からは特に何も言われません。ただ、コンディション…、体重を落とさないようにとはキツく言われています。監督は選手のことをすごく考えてくれています。チームをまとめようと一生懸命ですし、選手1人1人に長く野球ができるようにと配慮してくれますね。感謝しています」と語った。
柳田選手の言葉から好調なチーム状況が伝わってきましたが、個人成績については「ことしはあまり数字が上がっていないので(笑)。とにかくチャンスで打って勝利に貢献して、日本一になりたいですね」という。
そんな言葉通り、この取材直後に行われた千葉ロッテマリーンズとの首位攻防戦では、貴重な決勝2ラン本塁打を放ち勝利に貢献。リック・バンデンハーク投手の来日14連勝という記録達成を華麗に演出した。
城島はその柳田選手の登場曲がももいろクローバーZというのも気になり、きっかけを聞いてみると、先輩の松田宣浩選手の“いたずら”だったことが分かる。
「僕がプロでまだヒットが打てていない時に打席に入ろうとしたら、ももクロさんの曲が突然掛かったんです。何だ?と思ったんですが、そこで初安打が出た。これはめっちゃエエわということになって、今では曲を聴きながら試合に来ることがルーティンになっています」と、柳田は明かす。
柳田選手ら力のある選手たちをまとめ、チーム3連覇を狙う工藤監督。城島が福岡に乗り込み、熱い男たちの“熱”を肌で感じてきた取材内容とは?
取材を終え、城島は「僕ら世代では工藤監督というと、工藤投手のイメージの方が強烈。40代でも現役バリバリで投げていてスゴイという思いが強いです。お会いして全然変わらない、若いなーと思いました。真面目なお話をするときは監督の顔になっていましたが、フッとおどけたときは現役のころのまま。そういう緩急の使い分けができるる監督だから選手の皆さんも付いてくるんだろうな、と思いました。
柳田選手はメチャクチャ、イケメンやなと思いました、普通に(笑)。体格もただ大きいだけではない、トリプルスリーを達成しただけの締まった体つきをしていますね。登場曲がももクロになったのも、松田選手のいたずらがきっかけだったと聞きましたが、今度TOKIOの曲にこっそり差し替えてみたいですね(笑)」と笑顔で振り返った。
毎週土曜朝6:00-8:00
テレビ朝日系で放送
※一部地域を除く。福岡ロケは5月14日(土)に放送予定