屋良朝幸「ダンスに出合わなければ今の自分はない」
屋良朝幸主演のオリジナルミュージカル「THE CIRCUS!」のフォトコールと初日会見が行われ、キャストの屋良、平方元基、植原卓也、越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)、矢田悠祐、松村雄基と、演出のTETSUHARUが登壇した。
本作は、荒くれ者たちが集まる移動サーカス団のメンバーが、ひょんなことから政府のスペシャルエージェント“THE CIRCUS”として世直しをしていく痛快冒険活劇。
今回は“エピソード0”と位置付け、東海岸最大の都市・フォーダムシティーを舞台に“THE CIRCUS”の誕生までを描く。
敏腕麻薬捜査官のケント(屋良)は、裏社会を牛耳る“コッピファミリー”の取り締まりに燃えていた。ある日、市長の演説会場でコッピの腹心でもある男・スワン(植原)を見つけたケントは、彼の後を追うのだが…。
全体のおよそ7割がダンスシーンで、目玉という今作。屋良は「ずーっとダンスでスピード感ある展開になっています。自分はダンスに出合わなければ、今の自分はいないと思っていたので、今回の作品に主演として出合ったことは本当にうれしく思ってます。一人一人個性あるメンバーに囲まれての稽古だったんですけど、それぞれの良さが出ている作品なので、皆さんの反応が早く見たいという気持ちがいっぱいです」と目を輝かせた。
20歳のころから、実はTETSUHARUのダンスレッスンに通っていたという屋良。「ものすごく大好きなダンサーの先輩だったので、TETSUHARUさんの演出でこの作品に出合えた自分は、本当に今幸せだなと思います。まさか今回お仕事で関わらせてもらって、演出してもらえるなんて」と感激の様子。
そんな屋良をTETSUHARUは、「屋良君はピュアで立ち絵に品があるし、その上でダンサーとしてのマインドと、俳優としてのそれを両方持ち合わせていて。さらにクリエーターとしての目線も持ち合わせているという…これが10年前には想像つかなかったです。屋良君が座長として立ってくれているのは頼もしいです」と絶賛。「本当だよ?」と念押しし、笑いを誘った。
また、屋良の事務所の後輩・越岡は「屋良君の魅力は、小柄ながら繊細かつ、ダイナミックなダンスだと思ってて。屋良君は何かを言葉で言うのではなく、パフォーマンスで『ついてこい』と語る先輩なんです。だから今回も屋良君の背中について行く形で、全公演全力で乗り切りたいと思います」と意気込みを。
さらに「屋良君の背中は日に日に大きくなってます!」とも力強く語り、「屋良君のパフォーマンスが大好きですごく憧れます。ふぉ~ゆ~を離れて、あの(メンバーの)3人がいないのは不安でもありますけど、今はワクワクしてて楽しみな気持ちです」と笑顔を見せた。
最後に屋良は、「自分の得意としている、ストリート系ダンスで心情を作っていったり、戦いのシーンも殺陣ではなくダンスで一騎打ちするっていうのも、ものすごく魅力です。スピード感あり、笑いあり、ちょっとウルっときたりするところもあります。肩の力を抜いてリラックスして来てくれるとすごく楽しめるし、一緒に手拍子したり会場と一体化できる作品だと思うので、みなさんもぜひ『THE CIRCUS!』の世界に入り込みに来てください」とPRした。
東京公演は、5月29日(日)まで
よみうり大手町ホール
愛知公演 6月2日(木)
青少年文化センター アートピアホール
大阪公演 6月3日(金)
サンケイホールブリーゼ