高畑充希、アニメ映画初挑戦!「私でいいんだろうか」
「東のエデン」「精霊の守り人」などで知られる神山健治が描く、父と娘の感動アニメーション映画「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」('17年公開予定)で、本作の主人公、森川ココネ役に、今最も注目される女優の一人・高畑充希が決定。本編に先駆けてわずかなシーンのアフレコを行った。また、このたび特報映像も解禁された。
これまでテレビアニメーションには2度出演経験のある高畑だが、アニメーション映画はこれが初の挑戦となる。今回のオファーについて、高畑は「声優はこれまで2度やらせていただいたことがあるのですが、表情は自分じゃないのでとても難しいです。私は自分の声は癖が強いように感じているので、声優としてオファーを受けた時はうれしかった半面『私でいいんだろうか』とも思いました。でも、神山監督が丁寧にキャラクターを伝えてくださったので、できるだけ監督のイメージに合うように、何度でもトライしたいと思います」と意気込みを語った。
岡山・倉敷市児島を舞台にした本作では、高畑は岡山弁を披露することになる。
「ことしだけで3つ目の方言の役です(笑)。方言は難しいですね。岡山の方が聞いても違和感がない音を目指したいです」と語り、自身の声が収録された特報を見て「ココネちゃんはみんなが愛せる“かわい過ぎない”キャラクターで親近感があります。舞台となる岡山の風景も美しくて、行ってみたくなりました」と語った。
最後に、本作のタイトル「ひるね姫」にかけて、昼寝は得意か否かについて「お昼寝はめっちゃ得意です(笑)。現場の空き時間ではだいたい寝ています。共演者に寝顔を撮られることも」と語り、演じるキャラクターとの相性も抜群なようだ。
さらに、解禁された特報映像は美しいピアノの旋律と、気持ち良さそうに眠る女の子。カメラが引いていくとそこは教室、そして隣には先生が立って彼女を叱っている。授業中に居眠りをしてしまった彼女はみんなの笑い者だ。彼女はこの物語の主人公・森川ココネ。
瀬戸大橋のふもと、岡山・倉敷市児島で自動車整備工を営む父親と2人暮らしをしている女子高校生だ。冒頭の通り、所構わず昼寝ばかりの彼女だが、最近いつも同じ夢を見ていることに気付く。南京錠で閉じられたドレスをまとった女の子、動くぬいぐるみ、近未来を思わせる都市に築かれた巨大建築物、そして変形ロボット…。
脈絡なく現れるそれらの映像に続いて、亡き人をしのぶ父親の姿。主人公の声を演じる高畑自身がナレーションをするそれらの映像は、現実なのか夢なのか。ココネの成長過程を記録した写真、何かを見つめ涙ぐむココネ、カメラに向かって走ってくる謎の女の子。最後は、畳の上に放っておかれたぬいぐるみの姿が…というものだ。
'17年公開予定
■特報映像