ボイメン・水野勝が「白鳥麗子でございます」で熱演
累計1700万部を超える大人気コミック「白鳥麗子でございます!」が河北麻友子主演で映画化され、6月11日(土)から全国で公開される。
超が付くお嬢様・麗子に振り回されながらも、離れられない大学生・哲也との恋模様を描くハッピーラブコメディーだ。そんな麗子の相手役に抜てきされたのは、名古屋発の人気グループBOYS AND MENのリーダーを務める水野勝。今最も注目を集める水野に、今作に出演しての感想やの作品に懸ける思い、見どころなどを聞いた。
――この作品へのご出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
誰もが知る作品ですし、松雪泰子さんが演じられた「白鳥麗子」もかなり印象に残っていたので、自分が携われることがうれしかったです。
――実際にドラマをご覧になったことはありますか?
リアルタイムでは見ていなかったのですが、母が好きで見ていたのでいろいろと話しを聞きましたし、僕も出演が決まってから見ました。
でも今回は、オリジナルの部分も多くあるので、新しいものを作っていこうという気持ちの方が強かったです。プレッシャーももちろんあるのですが、でもそれよりも新しいものをどうやって作っていこうか、という楽しみの方が大きかったですね。
――今回、演じられた”哲也らしさ”を出すために、役作りはどんなふうにされましたか?
哲也はいろんな女性にふらふらしてしまうので、女性からは反感を買うと思いますが、監督からは「自然体でいるように」と言われていました。自然体だからこそいろんな女性に言い寄られたら、それを真剣に答えてしまうのかなって。哲也を演じる上で、そこを理解することが一番重要だったし、大変でしたね。
あと、意識してやっていたことなのですが、漫画が原作なので極力動きを減らしました。漫画のように一コマで表現したいと思ったので、動きが多くならないようにしました。
――撮影現場では、自然体でいるということ以外に、監督からアドバイスはありましたか?
撮影に入って間もないころは、「今の哲也はこういう感情、目線はこっち」など、具体的にいろいろありました。でも、「僕はこういうふうに思います」って思ったこと、感じたことを伝えて、何度もディスカッションしました。一緒に考えながら、最終的には同じ目線で作れたと思っています。
――水野さんから見て哲也はどんな人ですか?
最終的には、麗子さんというのはありますけど、でもいろんな女性にふらふらしてて、最悪でしょ(笑)。
――そんな哲也と似ていると思うところはありますか?
人とちゃんと向き合おうとするところは、理解できます。でも僕は哲也とは恋愛のアプローチが全然違うので、哲也を理解するのは本当に難しかったです。
――演者さん同士でお芝居について、アドバイスし合ったり相談したりすることはありましたか?
麗子さん演じる河北麻友子さんとは結構しました。哲也はこう思ってると思うから、こうした方がいいとか、感情の面で確認することはありました。
――今回、哲也のライバル・桐生役を演じた小林豊さんをはじめ、田村侑久さん、辻本達規さん、田中俊介さん、吉原雅斗さんらメンバーとは、撮影現場でどんなふうに過ごしていましたか?
メンバーはやっぱり互いのことをよく分かっているから、やりやすいし楽しかったです。
一緒に撮影が進んでいたのに、みんな先にクランクアップして寂しかったのですが、僕がクランクアップする日に花束を持って駆け付けてくれたんですよ! 本当はグッときたんですけど、でも「泣くのか?(笑)」って言われたんで、「泣かねーよ」って泣きませんでした(笑)。メンバーは良き理解者なので、一緒にお芝居できて本当に良かったです。
――演技のために日ごろから何かされていることってありますか?
どんな役がきてもいいように、常に準備はしています。1年前からキックボクシングをやっていて、時間がある時は、週に1、2回は行ってます。体を鍛えるためだけじゃなくて、ちゃんと動けるためにトレーニングをしています。
お芝居っていろんなことがつながっているので、いろんな作品も見ますし気付いたら人間観察もしています(笑)。
――この作品の見どころをお聞かせください。
とにかく哲也の男気! 愛する人のために頑張る姿に注目してほしいです! どの世代にも楽しめると思うので、ぜひ皆さん見に来てください!
――今後、挑戦してみたい役はありますか?
バッチリ体を鍛えているので、ぜひアクションをやりたいです。肉弾戦ですね(笑)。
6月11日(土)全国で公開予定
原作=鈴木由美子「白鳥麗子でございます!」(講談社Kiss 所載)
監督=久万真路
脚本=大谷洋介・久万真路
音楽=ゲイリー芦屋・永田太郎
主題歌=BOYS AND MEN「Forever and Always」(キングレコード)
挿入歌=BOYS AND MEN「With…」(キングレコード)
制作プロダクション=キュー・テック
製作=2016「白鳥麗子でございます!」製作員会
配給=エスピーオー
(C)鈴木由美子/講談社(C)2016「白鳥麗子でございます!」製作委員会