栗山千明「不機嫌な果実」クランクアップでスッキリ?
栗山千明演じる人妻・麻也子が情熱的な音楽評論家・通彦(市原隼人)と“禁断の愛”に溺れる姿を描く金曜ナイトドラマ「不機嫌な果実」(毎週金曜夜11:15-0:15ほかテレビ朝日系)が、ついにクランクアップした。
現実か、はたまた夢か…美しいウエディングドレス姿で、謎が謎を呼ぶ最終話のシーン撮影に臨んだ栗山。市原、高梨臨、橋本マナミ、六角精児、名取裕子ら共演者に囲まれながら、全撮影を終えた栗山は「皆さんのおかげで最後まで突っ走ることができました。今すごくスッキリしています!」と語り、最高の笑顔を見せた。
栗山にとっては初となるドロドロ恋愛劇で、女性のリアルな心の機微を演じるとともに、セクシーなシーンにも果敢に挑んだ本作。劇中では“満たされない女”を演じてきたが、栗山自身はこの作品でとても“満たされた”よう。
約2カ月半に及んだ撮影も「キャストの皆さんが明るく、気持ちよくいてくださる方ばかりだったので、本来なら緊張しそうなシーンの時も本当に助けられました」と振り返り、ほほ笑んだ。
「ラブシーンにしても、ある程度コミュニケーションが取れている人が相手の方が、変に気を使わなくていいので楽じゃないですか。そういう意味では今回、最初のラブシーンは共演経験のある成宮(寛貴)さんが相手でしたし、初共演の市原さんとの濃厚なシーンも、ほほ笑ましいシーンを重ねて距離を縮めた後だったので、安心して挑めたんですよ」と打ち明け、充実感をにじませた。
なお、「不機嫌な果実」は理屈では割り切れない感情と欲望を胸に秘めた男女6人の“禁断の恋模様”を赤裸々に描き、ネット上でも「登場人物がクズばかりなのに、楽しい!」と話題になっている。
多くの人が口に出さないまでも、一度は必ず抱いたことのある“欲”を、包み隠さず描いてきた本作に共鳴する人も多かったよう。
主人公・麻也子と同世代の女性からも高い支持を獲得している。この反響を聞いた栗山は「すごい! きっと麻也子に自分を投影してドラマを見ながら、疑似体験を楽しんでくださってるんでしょうね。麻也子を演じる身としては、純粋にうれしいです!」と、喜びを隠せない様子だ。
そんな「不機嫌な果実」も6月3日(金)放送の第6話から“最終章”へと突入した。通彦にプロポーズされた麻也子は、とうとうマザコン束縛夫の航一(稲垣吾郎)に離婚話を切り出す。
ところが、もみ合いの末に頭を強打した航一が記憶喪失に。自分を責めながら看護を続ける麻也子ですが、くしくも人が変わったかのように“純粋で心優しい航一”に触れることになり…。
そんな中、病院で知り合った早苗(名取)という女性が“思わぬ難敵”として麻也子の前に出現。果たして、自分の足で歩き始めた麻也子に運命は味方するのか否か。
第6話について、栗山は「航ちゃんが記憶喪失になったことで、麻也子と通彦の心が擦れ違うようになるんです。一方、私も演じながら初めて『夫婦っぽいな』と感じたほど(笑)、航ちゃんとの距離が縮まっていたりもして…。
そんな中で、麻也子がどうなってしまうのかに注目です! あと、今回から名取さんが“最後の難敵”として登場しますが、萬田(久子)さんと並んでらっしゃると、ものすごいオーラがあるんですよ! 名取さんはとても明るい早苗さんを演じてくださっているのですが、本当は一体何者なのか!? 予想しながら見ていただいても面白いと思います」とアピールした。
最後の最後まで、繰り広げられる道ならぬ恋という名の究極のラブストーリー。果たして彼女たちの“ラストシーン”はどうなるのか、不機嫌でもご機嫌でも、その瞬間は目が離せないものになりそうだ。
毎週金曜夜11:15-0:15
テレビ朝日系で放送
※一部地域では放送時間が異なる