乃木坂46の“聖母”深川麻衣、全ての人へ感謝の卒業!
乃木坂46が6月15日、16日の2日間、静岡エコパアリーナにて「乃木坂46 真夏の全国ツアー2016 ~深川麻衣卒業コンサート~」を開催し、最年長メンバーの深川麻衣がグループから卒業した。
ファンは“聖母”まいまい(深川)との別れを惜しみながらも、今回の卒業コンサートに対する期待値は相当高いものがあり、チケットは早々にソールドアウトとなっていた。
文字通りプレミアライブとなったコンサートは、各日8000人・計1万6000人を動員。泣いても笑っても深川のラスト出演となる6月16日の公演では、深川がセンターを務めた最新シングル「ハルジオンが咲く頃」でスタート。
序盤からオーディエンスにはち切れんばかりの笑顔を振りまくと、「太陽ノック」「夏のFree&Easy」「ガールズルール」といった初夏を彩るアップナンバーを披露し、乃木坂46が急速に飛躍したターニングポイントとも言える楽曲を次々にパフォーマンスした。
ライブ中盤には「僕がいる場所」をはじめ「何もできずにそばにいる」「失いたくないから」「Tender Days」「羽根の記憶」「人間という楽器」といった乃木坂46の隠れた名曲の歴史をメドレーで披露し、深川自身を描写するかのような演出となっており、グループの壮大な世界観も表現していた。
また、スクリーンに映し出される映像も、深川が描いたキャラクター“もちうさ”に本人が声優としてアテレコしていたり、“MaiTube”と題して、深川自身の携帯動画ファイルに保存されている他メンバーの秘蔵映像が公開されるなど、一夜限りのスペシャルなものになった。まさしくファンを大事にする彼女ならではの優しさが詰まった時間が緩やかに流れた。
アンコールでは深川からメンバーへ、スタッフへ、そしてファンへ感謝の手紙が読まれ、涙をこらえながら一言一言に自らの気持ちを載せて丁寧に伝えようとする姿は、彼女が“乃木坂46”としての役割を全うする姿勢が垣間見え、その後、メンバー全員がステージ上で一言ずつ深川と言葉を交わした。
1人1人としっかり抱き合い、まいまいはその時間をかみ締めるようでもあった。
メンバーを代表して贈られた橋本奈々未からの手紙にあった「まいまいの優しさは強さや信念」という言葉が彼女の全てを表している、といって過言ではなさそうだ。
さらなるサプライズで、深川の母からの手紙が読み上げられることに。突然の出来事に、さすがの深川も驚きを隠せない様子であぜんとしたが、娘への愛情あふれたメッセージは本人だけでなく会場中の感動を誘った。
乃木坂46の1期生としてグループをリードし、“聖母”と呼ばれて誰からも愛された深川。
最後のコンサートで「つらいこともあったけど、楽しい思い出しか浮かんできません。ファンの皆さんと出会えて本当に良かった。ありがとうございました!」と、深川は万感の思いで語り、ファンに“乃木坂46・深川麻衣”最後の姿を見せつけた。
いよいよラストパフォーマンスを終え、深川は卒業した。乃木坂46の優しさと強さの象徴でもある彼女がいなくなり、早速“まいまいロス”になってしまった人は、彼女の姿を思い出して“追想の愛”にふけってみるといいのでは?
7月27日(水)発売
【公式HP】http://www.nogizaka46.com/