赤い公園「成長を感じた」ワンマンツアーファイナル!
4人組ガールズバンド・赤い公園が、東京・Zepp Diver Cityで「赤い公園マンマンツアー2016~咲き乱れNight?~」のファイナル公演を迎えた。
3rdアルバム『純情ランドセル』の発売から約3カ月。彼女たちが「(発売してから)まだ『たったの3カ月か!』と驚くほど、自分たちにとってなじみの良い音楽たち」と語ったナンバーを引っ提げて、6月10日の札幌・cube gardenを皮切りにワンマンツアーを行っていた。
平日の開催にもかかわらず幅広い年齢層のファンがアリーナを埋め、メンバーの登場を待つ。BGMがやみステージが暗転すると、ファンのテンションは一気に最高潮に。
暖色のライトに照らされたボーカルの佐藤千明は「東京」を歌い出し、続けて夏らしいナンバーの「サイダー」へ。会場がブルーを基調としたライトに包まれ、曲と共に夏を演出。さらに「今更」「14」と続けて披露し、初っ端からファンの心をつかむ。
MCパートに入り佐藤は「ただいま!」と、札幌、旭川を回ったツアーの東京凱旋(がいせん)を報告。続けてギターの津野米咲は「(バンドの出身は)立川なので、今日のお台場はアウェーかと思った」と、温かく迎えたファンに安心した様子だ。
そんな津野の言葉に、ベースの藤本ひかりが「お台場は外国みたいだもんね」といつも通りの天然な発言をすると、津野はすかさず「おまえだけな!(笑)」とツッコみ、会場を盛り上げる。
佐藤が「ここから10曲続けます!」と宣言した通り、「ショートホープ」「TOKYO HARBOR」と続け、「のぞき穴」「絶対的な関係」で熱気も最高潮になり、会場は一体となった。
ドラムの歌川菜穂が突如「大変だー!どこかでけんかが起こっているらしいぞ!」と茶番めいたせりふを叫ぶと、佐藤も「一戦交えますかー!?」と会場を煽り、「喧嘩」を披露。
2度目のMCではメンバーが「10曲続けてはキツくないですか?」とファンを心配しつつ、津野が「このツアーで千明さんがまた一つ賢くなりました」と、今回のツアーを通して“成長した”ことを語り始める。
ツアーの移動中、津野が鳥の写真を見て「おいしそう」と話すと、佐藤は「鳥食べるのなんてかわいそう!」とコメントしたようで、「今まで食べていた“~チキン”というのは全部北京ダックだと思っていた」と天然過ぎるカミングアウト。
しかし鳥は食べられるものと知って“成長した”佐藤に、メンバーからは「良かったね」と褒めたたえられた。
終盤になると「あなたのあのこ、いけないわたし」「Canvas」「KOIKI」など、『純情ランドセル』の人気ナンバーで駆け抜け、全員で「黄色い花」を合唱してツアーを締めくくった。
今回のライブでは演奏の部分はもちろんのこと、MCでのやりとりでも確実な成長を見せた赤い公園。次にファンの前に見せるとき、彼女たちはどんな知識を得て賢くなっているのか。楽しみがまた一つ増えた。
1:東京
2:サイダー
3:今更
4:14
5:ショートホープ
6:TOKYO HARBOR
7:ボール
8:ひつじ屋さん
9:のぞき穴
10:絶対的な関係
11:喧嘩
12:ナンバーシックス
13:ハンバーグ!
14:あなたのあのこ、いけないわたし
15:Canvas
16:ナルコレプシー
17:おやすみ
18:デイドリーム
19:ふやける
20:KOIKI
21:NOW ON AIR
22:黄色い花
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