ミア・ワシコウスカ「アリスへの思いはとても大きい」
7月1日(金)に日本公開される「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」のジャパンプレミアが、6月21日に東京・六本木ヒルズアリーナにて開催された。
梅雨時の6月の湿気を吹き飛ばすほど熱を帯びた会場は、入り口にアリスがすり抜けたワンダーランドへの扉となる鏡のゲート、来日ゲストたちを迎える光り輝くレッドカーペットが敷かれた。
そしてその先に待ち受ける特別ステージには今作のテーマでもある“時間”にちなみ、大小さまざまな時計のオブジェ、ワンダーランドに生い茂る美しい花々や奇抜なカラーのキノコオブジェ、舞台上には大人気キャラクターのチェシャ猫と蝶々・アブソレムが映し出され、本編で見たあのワンダーランドが六本木に出現。
トランプ兵が並び闊歩(かっぽ)し、グリーンの衣装を身にまとった時計たちがワンダーランドのレッドカーペットを舞う。そんな何とも幻想的な世界の中で会場を囲うようにズラリと並んだマスコミはムービー80台、スチール60台と大にぎわい。
さらにワンダーランドの外にも多くのファンが駆け付け、会場を盛り上げるファンたちと合わせ、延べ2000人のファンが華を添えた。中でも今回は今作へのあふれんばかりの期待感と絶大なアリス愛を感じる個性豊かなファンが多く見られた。
その後、白うさぎに扮(ふん)したMCがトランプ兵に導かれ無事会場に到着し、ジャパンプレミアが開幕。まずは、今作のプレミアを盛り上げる“日本のアリスたち”が次々に登場した。
今作でアリスが22歳という年齢であることから、困難に立ち向かう時も軸のぶれない強くありのままで生きるアリスと重なる凛とした同世代の著名人が集結。池田エライザ(20)、ぺこ(21)、中田みのり(22)、水原佑果(21)、山賀琴子(21)、朝比奈彩(22)らがワンダーランドの赤い道をアリスのように勇ましく、そしてかれんに彩った。
そしていよいよ来日ゲストたちが“ワンダーランド”に到着。先陣を切ってレッドカーペットに登場したのは、今作の影の立役者でもあるプロデューサーのスザンヌ・トッド。「アリス・イン・ワンダーランド」('10年)からこのシリーズに関わり、作品のそばで見守ってきた彼女は、日本の熱狂ぶりに驚きと感動を覚えていた。
続いて登場したのは、巨匠ティム・バートンからバトンを受け継いだ、若き才能を秘めたジェームズ・ボビン監督。映画を引っ提げての公式訪問は初めてだが、プライベートではかなりの日本好きとのこと。
そして最後に登場したのは本作のアリス役で、女優としてのさらなる成長を遂げたミア・ワシコウスカ。彼女が登場するや、「待ってました！」と割れんばかりの「ミア！」コールが会場に響き、ワンダーランドinTokyoへのミアの訪問に歓喜の声があふれた。
初めにボビン監督が「皆さんコンバンハ。今日は来てくれてアリガトウゴザイマス！」と流ちょうな日本語で一言。さらにスザンヌが日本語で「時間は貴重デス！」と今作のテーマ“時間”について深いメッセージを送った。
ミアは「今日は来てくれてありがとう。キャラクターになりきったすてきなファンの皆さんや、鏡のゲートのトランプ兵が熱く歓迎してくれてすごくうれしかった！ 会場も装飾が素晴らしい！ とってもすてき！ 私たちの作った映画以上かも…あ、美術さんには内緒ね(笑)」とちゃめっ気たっぷりに語り、日本のワンダーランドに感無量の様子。
前日の記者会見に続き、3人は日本の“おもてなし”に心躍らせた。ミアは今作で再びアリスを演じ、ジョニー・デップとも再共演となったことに「素晴らしい方々に囲まれて映画を作れたことに感謝している。ジョニーはとても素晴らしい人で、一緒にいてもすごく楽しいの。例えカットされるようなシーンであっても、彼の演技を目の前で見られることは本当に素晴らしい経験だった」と、2作を共にしたワンダーランドの親友へ称賛を送った。
最後に、ミアは「私自身、本当に映画の“アリス”というキャラクターが大好き。とってもすてきで強く、原作のアリスが持っている自立心や好奇心が強く感じられるキャラクターだと思うし、アリスへの思いはとても大きいものです。皆さんが困難に遭ったとき、『ありのままの私でいいんだ』というメッセージをこの映画から受け取ってくれたらうれしい」と、熱いメッセージを残した。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
7月1日(金)ロードショー
配給：ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
