GENERATIONSが初のバラードシングルをリリース! 「ボーカリスト冥利につきる」
7人組のダンス&ボーカルユニット・GENERATIONS from EXILE TRIBEが、新曲「涙」をリリース。ボーカルの片寄涼太、数原龍友にスペシャルインタビューを行った。
――3rdアルバム『SPEEDSTER』にも『Rainy Room』というバラード曲はありましたが、シングルとしてバラードをリリースするのは今回の『涙』が初めて。満を持したという印象です。
片寄涼太(以下・片寄)「実は今回リリースするシングルに関しては、別の方向性のアイディアもあったんです。でも、ツアー中ということもあって、このタイミングだからこそバラードをシングルにしてみるのはどうだろうというアイディアをいただき、そこから今回の作品を作ることにつながっていきました。自分たちにとっても、また新しい引き出しになっていると思いますし、『Rainy Room』のときとはまた違ったシングルとしてのディテールにこだわって歌えた部分もあるのかなと思います」
数原龍友(以下・数原)「歌い手としてバラード曲は勝負なところもあるので、デビュー当時から、ずっとやりたいと考えていました。ただ、やっぱりタイミングというのもすごく大事で、GENERATIONSとしては、それが今でした。ここまで大事にしてきたからこそ、この『涙』という楽曲がよりエネルギーを持ってくれるんじゃないかと思いますので、聴いてくださったみなさんが、楽曲やミュージックビデオに対して、どういった反応をしてくださるのかが楽しみです」
――今だからこそ表現できる部分もあるでしょうしね。
片寄「そうですね。今ちょうどツアー中でして、お客さんに向かって、いろんな楽曲をパフォーマンスさせていただいているんです。その中で作品を作ると、どういうふうに聴こえたらお客さんが楽曲の世界に入り込みやすいだろうということをより意識しました。だから、お客さんの顔を思い浮かべながら歌わせていただくことが出来ました」
数原「ツアー中って、自分たちだけではなくて、グループ全体の士気が高いんです。ひとつの目標に向かってみんなで力を合わせていますので、熱量があって、すごくいい状態なんです。そういう中で『涙』に取り組めたことは、とても良かったと思います」
――シングル曲として歌ってみて、バラードの良さとかバラードの存在について、改めて考えたりはしましたか?
片寄「やっぱり、バラードをレコーディングする難しさを改めて感じましたし、それと同時にボーカリスト冥利に尽きる曲だなということも思いました。ああ、歌に向き合っているなと実感して、だからこそその中にどれだけ自分の感情を入れられるかということも考えました。それが、すごくいい経験になりました」
数原「バラードを歌うのはすごく難しいんですけど、レコーディングは楽しいですし、涼太も言っていたように、歌ったな! という気持ちになるんです。だから、歌うのって楽しいと改めて痛感しました。でも、まだ、もっとこうできたかなとかも思ったりするので、自分自身にも興味が沸く。バラードを歌うと毎回そういう気持ちになるんです」
――また経験や年齢を重ねる中で歌い方も変わってくるかもしれないですしね。
数原「そうですね。今の段階でも自分の声が以前とは変わってきてるのを感じますし、気持ちの持っていき方ひとつで、こんなに聴こえ方が変わるんだっていうこともバラード曲では感じられる。今回は、特にそれが強かったので、余計楽しかったです」
――ところで、今回のミュージックビデオではパフォーマーも踊っていないそうですね。
数原「はい。今回は演じてるシーンが多くなっています」
片寄「幸せだった日々の画もあれば、何かの理由があって別れてしまったっていう画もあて、その2つのシチュエーションをみんなが撮ってるんです。だから、それがこの『涙』という曲の、せつないんだけど、どこか温かい感じとリンクしてくれればいいなと思っています」
数原「しかも、その2つのシチュエーションが、メンバーそれぞれ違うんです。だから、『涙』という楽曲から感じたものを、ひとりひとりが別の形で表現してくれているはず。1曲の中でいろんなストーリーが出てくるので、すごく見応えあるミュージックビデオになっているんじゃないかと思います。でも、メンバーが演技をしているのを見るのは照れくさい気がしますけどね(笑)」
2016年6月29日(水)発売
[CD+DVD] ¥1,500 (税抜) [CD] ¥500 (税抜)