池松壮亮と菅田将暉、延々喋るだけの映画『セトウツミ』に出演
池松壮亮と菅田将暉がほぼ2人しゃべっているだけの映画『セトウツミ』が7月2日(土)公開される。本作は、ウィットに富んだセリフと独特な“間”のセンスを駆使し、ユニークな「会話」の面白さで読者を惹きつける人気の同名コミックを映画化したもの。男子高校生が主人公なのに熱い青春ドラマではなく、“帰宅部”の二人が延々喋るだけという設定や空気感も、今の時代のムードにハマっている。
メガネをかけたクールな塾通いの内海を池松壮亮、元サッカー部でややお調子者の瀬戸を菅田将暉が演じる。世の中をシニカルに見つめながらも、瀬戸に対しては鋭くツッコミを入れつつ見守る内海と、そんな内海に天然の明るさと瞬発力で応じ、二人の関係を力強くリードする瀬戸。劇中の池松と菅田はそれぞれのキャラクターを活かした関西弁での絶妙なかけ合いを披露、ほかでは見られない顔を見せている。
撮影中、池松は関西弁に苦労したようで「僕は関西弁しゃべれないので、菅田くんがアドリブで話しかけてきても無視するしかないんですよ。無理しないことにしました(笑)」と告白。それに対し「なんでオレだけ崖から落としたん」と菅田がツッコミを入れ、インタビュー中も映画の延長のようなかけあいを見せた二人。
お互いの印象を尋ねると、池松は「優しいんですよ。ボケたらすぐツッこんでくれるし、喋っていて面白いし。一緒にご飯に行って突然僕が関西弁で話しかけても返してくれるし。リズムが合う感じですね」菅田は「もっとしゃべらない人なのかなって思っていたんですけど、プライベートのほうがテンション高いので予想を超えた感じはありましたね。いつもアンテナを張っていていろんなことを見ていて、河原でたたずんでいるおじさんの手が長いって言い出したりして(笑)。たしかに長かったんですけど。それが今回のセリフでも使われています」ととても仲が良い様子。
映画では放課後の暇つぶしのため河原で喋っているが、プライベートでの暇のつぶしかたを訪ねると、池松は「寝ることですね。無になって時間がたっていることすらわからなくなります」菅田は「お笑いですかね。劇場に見に行くこともありますし、家でパソコンやDVDで観ることもあります」とそれぞれに暇な時間を満喫している様子だ。
映画『セトウツミ』
7月2日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
公式HP http://www.setoutsumi.com/
【放送情報】
CS放送の映画・チャンネルNECO では映画公開にあわせ7月に池松壮亮の出演作品を放送する
『紙の月』
7月18日(月)昼3:10-5:40、7月23日(土) 夜9:00-11:25