話題の「電子回路ペン」が街並みに光を灯す?
関電工のWEBムービー「光を灯す/future with bright lights」が、YouTube内「関電工 公式チャンネル」にて公開中。併せて、テレビCM「光を灯す」篇(30秒Ver.)も7月4日よりオンエアされている。
「電力の安定供給を守る」という使命の下、社会や暮らしの快適・便利を支えるために、発電所や工場、オフィスビル、商業施設、病院など、幅広い分野の設備工事に携わっている同社。
今回のWEBムービーでは、「ひとりひとりが、未来を灯す。」という企業メッセージと事業活動を、“電子回路ペン”によるテクノロジーとアートを融合した世界観で表現した。
動画に使用されたのは、「電気を通すインク」といわれる銀ナノ粒子インクの専用ペン「AgIC(エージック)」。東京大学発のベンチャー企業であるAgIC社が手掛けたこのペンは、誰でも簡単に電子回路を作ることができるため、国内外を問わず多方面から注目されている。
本動画では、平面に配置したLEDとボタン電池を、AgICで描く線でつなぐことで電気が通り、発光する仕組みを使用。電子回路ペンとそれを持つ人の手が、街並みに「明かり」という「いのち」を吹き込んでいく様子を、電気で社会のインフラに貢献する同社の事業に見立てて描いている。
AgICのペンを使って線を描く工程は、適切に線をつながなければ電気が通らず、ライトも点灯しない。そのためスタッフは試行錯誤を繰り返しながら、途中で線が途切れることのないよう、何度も練習を重ねたという。最終的に使用したAgICのペンは、練習用も含めると計30本に上った。
“電子回路ペン”と併せて注目なのは、さまざまな仕掛けで起き上がる街並み。クモの巣のような平面図が立体のタワーになったり、描いた円が建物に変身したりと、平面の建築図形が立体になっていく仕掛けは、飛び出す絵本をヒントにしながら制作。インパクトのある仕掛けで、街並みが形作られていく。
その街並みには、街灯をはじめ、風力発電所、オフィスビル、商業施設、病院など、同社にゆかりのものが登場。また、向き合った男女の人影の背後に、メールや通信を連想させる図形が投影されるシーンは、ネットワークインフラの構築や携帯電話の基地局工事といった事業展開の広がりを示している。
動画で使用されている楽曲は、作詞・作曲・歌ともに、「CDショップ大賞」で受賞歴を持つアーティスト・YeYeを中心に制作。歌詞には「未来」や「希望」をテーマに、brightやlightsといった歌詞をちりばめ、音楽は声と電子楽器を組み合わせ、「人」と「電気」の関わりが表現された楽曲に仕上がった。
最新の技術を駆使しながらも、日々の生活と深く関わることを示す温かな映像が魅力のWEBムービーを体験しよう。
【HP】youtu.be/zRbQvEefhXc