「グッドモーニング・コール」桜田通が共演者を語る
福原遥、白石隼也のW主演によるドラマ「グッドモーニング・コール」('16年2月からフジテレビオンデマンド、Netflixで配信)のDVD&Blu-ray BOXが7月20日(水)に発売される。発売を前に福原、白石、さらに桜田通の3人に収録を振り返ってもらった。
【「グッドモーニング・コール」白石隼也はモテモテ!? より続く】
――皆さんのお互いの印象をお聞かせください。
桜田:白石さんは…意外といい人でした(笑)。すごく語弊があるんですけど、これ。
白石:自分で言ったんじゃん。
桜田:一見、物静かでわれ関せずだと思ったんですけど、意外と話し掛けてきてくださったりとか、他の方と話をしているところを見て、僕の中の勝手なイメージとはちょっと違うなって。誰も寄せ付けない方なのかなと思っていました。
福原:私も、そう思ってました。
桜田:でも、話し掛けていただけたので、それはうれしかったです。
白石:「古風な感じですよね」とか言ってきたよね。珍しいですよ。何だ古風って?
福原:桜田さんは、白石さんに帰り車で送っていってもらったのを、すごく喜んでました。
白石:ずっと言ってたよね。
福原:「送ってもらったんだ!」って。
桜田:あれは、うれしかったね~。
――他に何か優しいエピソードはありますか?
桜田:現場に網を持ってきて、貝を焼いてくれました。僕の食をつないでくれました。おいしかったです、ホタテ。
――現場でホタテを焼くんですか?
桜田:はい、焼いて食べさせていただきました。あとは何かあるかなぁ?
白石:ないでしょう。そんなに優しくした覚えないよ(笑)。
桜田:福原さんの印象はですね…思っていたよりも元気な人でした!
白石:偏見から入るね(笑)。
桜田:僕、何でも暗く考えちゃうんですよ。最初、みんな僕のこと嫌いなんじゃないかな?って思って現場に入ったから、白石さんが「車で一緒に帰る?」って言ってくれたのが本当にうれしくて。白石さんは、わざわざ嫌いな人を嫌がらせるために一緒の時間を作るような、そんなに悪い人じゃないと思ってたから、そこは素直に受け取れたんですよ。
「あ、白石さんが誘ってくれたってことは、僕のことを嫌いじゃなかったんだ」って思って、すごくうれしくて安心したんです。僕がうまく話せないから、うれしくて。福原さんは、最初に会った時は17歳の女の子っていうことしか知らなくて。もちろん、まいんちゃんは知ってましたが。1番最初はすごく大人しくて、その印象があったから。
福原:桜田さんは最初、すごかったんです。みんな人見知りだったんですけど、桜田さんだけすごく喋ってて。すごく喋る方なんだなって。
桜田:超頑張って喋ってた。でも、現場入った瞬間に、その反動がすごかったよね?
福原:すごかった。あんなに喋ってたのに、現場に入ったら教室の端っこにずっといて。
桜田:本当は人と関わることは好きなんですけど…怖いじゃないですか、人と関わるって。だから、臆病になっちゃう時があって。1日目に頑張り過ぎちゃって、その後は頑張れなくて終わっていく感じで。その中間を行けばいいのに、行けないんですよ。
――頑張ったんだから、次の日は他の人から来てほしいですよね?
桜田:夜に反省しましたね。あの時、喋り過ぎて「キモッ」と思われたかなとか。本当にネガティブだったんで…でも、2人の印象は僕が引いちゃっていた分、すごく良かったです。
――ギャップにほれたわけですね。福原さんから見てお二人は?
福原:私も最初、白石さんはあんまりお喋りが好きじゃない人なのかなと思って。目もあまり合わなかったので、あんまり関わりたくないんだなって。
桜田:クールって、この人のことを言うんだなって思います。
福原:だから、本当に上原君だなと思って。でも、どんどん話していくうちに、結構子供っぽいところも見えて。
桜田:僕に言ってきたよね? ちょっと変な人って。
白石:ふ~ん…。
福原:言ってないですよ!
桜田:面白い人ですよ。
福原:話が合うんです。
桜田:ボソって面白いこと言うもんね。
福原:そう。普段はクールで冷たいのに、盛り上がると誰よりも1番笑っていたり、ふざけたことを言ったり。
桜田:確実にいい人なんだよな。
福原:だから、そこで印象が変わりましたね。変なこともいっぱい言う、面白い人です。
――大ちゃんはどうでしょうか?
福原:最初たくさん話しているから、すごくフレンドリーで誰とでも打ち解けられるんだなって思って。でも、その後は全然喋らなくなって「あれ?」って。
でも、桜田さんとは芝居についてすごい語った時があって。「私はこう思ってる」「俺はこう思ってる」とか、結構深い話をしました。頼りになるお兄ちゃんみたいな存在だなって思って、とても楽しかったですね。
――クールな上原君から見て、2人はどう見えましたか?
白石:桜田君に関しては、すごいロマンチストだなって思いますね。そういう意味では、大ちゃんに近いんじゃないかなっていうところもあります。
福原:それだけ?
桜田:それだけって! 僕には十分だよ(笑)。
白石:あとは…まあ、それだけですね。
桜田:見ていてくれただけで、ありがたいですよ。目に入ってたんだって。
白石:仲良くなろうとしてくれたんで、うれしかったですね。車で送っている時に「休日は何するんですか?」って聞かれて、「釣りとかしますね」っていう話をしたんですよ。「釣りですか、いいですね。じゃあ釣り行きますか?」って言ってきて。「それ、俺が言う言葉だろう」と思って。
桜田:確かにね。
白石:桜田君が釣り竿とか持ってて、おもてなししてくれるんだったら分かるんですよ。
桜田:僕その時、釣りを始めてまだ3回目とかだった。
白石:行ったら多分、僕が指導する側になるでしょう。なのに、「あれ、それ俺が言う言葉じゃない?」って思って。
桜田:こっちから提案しちゃった(笑)。
白石:「じゃあ、釣り行きますか?」って言われたんで、距離感が近い人なんだなって思いました。
桜田:行けば仲良くなれると思ったんですよ。
白石:面白かったです。そのくせ「僕すごい人見知りなんですよ」って言うから、どこかじゃ!って。
福原:でも、それ分かります。人見知りを隠すために、一生懸命話すんですよ。
桜田:仲良くなりたいんですよね。
――そこはコミュニケーションを取るのが得意な人に、上手にやってもらいたいところですよね?
桜田:本当うまいもんね。
――では、菜緒ちゃんの印象はいかがでしょうか?
白石:最初は、すごい猫かぶってたんですよ。
福原:うそ? かぶってないですよ!
桜田:8匹ぐらいかぶってたよ。
白石:今日も割とかぶってる方なんです。こういう取材とかの時はね。
福原:それは、みんなそうじゃないですか。ドライじゃないですか、いつもより。冷たくないですか?
白石:そんなことはないけど、そう見える?
福原:落ち着いて見せてますよね、撮影現場では「わーっ!」って騒いでる感じなのに。だから、私もかしこまろうと思って。
白石:まあ、普段は今みたいな感じで非常に17歳っぽいんですよ。でも、最初は「私、長いことやってますから!」みたいな(笑)。
福原:絶対そんなの出してない。
白石:そういう感じに見えたんですよ。さすが、まいんちゃんだなと思って。
福原:めっちゃ失礼ですね(笑)。私も思いました、さすがライダーだって。
白石:そう思ったんですけど、初日から床に唐揚げを落として、かなり落ち込んだりしてて。
福原:白石さんは落としたご飯粒を拾わないんですよ。私、それ踏んで靴下の裏に付いちゃって。
白石:そういう意味で、天性のドジを持っていますね。なので、すぐにそんな印象はなくなって、普通の17歳なんだなと思って、ほっとしましたね。
福原:最初、そういうふうに見えてました?
白石:見えてました。
福原:桜田さんも?
桜田:僕は、またちょっと違う印象でしたね。年も離れていて、関わることのない年齢の人だったので、1番最初は違う世界の生き物だと思っていました。仕事でも16~17歳の人と絡んだ事がなかったのに、今回はその人を好きになる役じゃないですか。だから、どういうふうにすればいいか分からなくて…。
同い年くらいの女性だったら、まぁ得意でもないんですけど、現場では割り切れるじゃないですか。でも、17歳の子だし、もしかしたら恋愛の役も嫌なのかなとかも、こっちはすごい考えていました。でも、現場で会ったら思っていたよりも大人だったから、僕が最初17歳っていうところに少し偏見を持っちゃっていたんだなと思って、はっとしましたね。
ちゃんと考えているし、プロ意識があるんだなって思いました。唐揚げを落としてますけど(笑)、さすがだなと思いました。
福原:バレちゃいましたね。やっぱり、深く話したんで。
白石:さすが、まいんちゃん!
福原:ん?
――今回、福原さんは連続ドラマ初主演、白石さんと桜田さんは「ドS」と「王子様」というキャラクターを演じられましたが、周りの反響はいかがでしたか?
桜田:今まで見てくださっている方は、「こういう役もできるんだね」みたいなことを言ってくださいました。本当の意味でできているかは分からないですけど…。あと、「本当に報われない役ばっかりだね、あなたは」って言われました。「たまには、ドラマの中で幸せになってもいいんじゃない?」って言われますけど、僕は不幸が似合うみたいです。
福原:切ない!
白石:僕は普段から結構ドSなんで、「まんまだね」みたいなことは言われますね。いつも大体あんな感じなので。あと、海外からのリアクションが来るのが面白いです。タイ語だからよく分からないんですが、Twitterでタイ語から日本語に翻訳するとうまく訳されずに「大好きー! 上原君ー!!」みたいになって面白いなって。
――タイでも人気なんですね。
福原:いいなぁー。
桜田:それ、ニューハーフかもしれないよ。
――福原さんは何か言われましたか?
福原:私の周りは見てくれてる子が多くて、毎回見終わった後に感想をくれたりとか。でも、遥そのものを見てるみたいって、親戚に言われましたね。
――2人とも素に近い感じなんですかね?
白石:遠くはないですね。
【「グッドモーニング・コール」まいんちゃん、怒られる へ続く。同記事は7月20日(水)朝6時配信予定】
7月20日(水)発売
Blu-ray-BOX1、Blu-ray-BOX2:各1万4000円(税別)
DVD-BOX1、DVD-BOX2:各1万2000円(税別)
ポニーキャニオン
【HP】www.goodmorning-call.com/