大黒摩季、復帰後初の新曲で大人たちよ熱くなれ!
8月13日(土)に北海道・石狩湾新港樽川ふ頭で開催される「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO」への出演が決まっている大黒摩季が、8月10日(水)に復帰後“初”となる新曲「Higher↑↑ Higher↑↑」を配信でリリースすることが決定。ジャケットやレコーディング風景の写真も初公開されれた。
同曲は、「生きるために疲弊しがちな大人が音とリズムに乗せられて思い切り発散できる曲にしたい」と語っていた、大黒の“熱”がストレートに体感できる待望の新曲。
この「Higher↑↑ Higher↑↑」の原点は、3~4年前にアーティストではなく、一人の女性として生活していたころにまでさかのぼる。歌や音楽という武器のないときの大黒は、人として未熟で、主婦業や介護をすればつまずいてばかりだったという。
自身の治療も一進一退を繰り返し、弱音を吐けない日々に彼女の心を救ってくれたのはやはり音楽だった。
そんな中で東日本大震災が起こり、その後も多くの災害が各地を襲い、つい最近では熊本地震が発生。それらの被災地支援などボランティア活動にも足を運ぶが、希望や勇気を届けたくてもいい言葉が見つからない。
ただ、代表曲の一つである「ら・ら・ら」のメロティーで、誰もが元気に笑ってくれることは痛感したそう。また、音楽専門学校で教育に携われば、大きな夢を持たなかったり、成功の喜びを知らなかったりする子供たちに切なくなり、どうすれば彼らが夢を追い掛ける強い気持ちになれるのかもひたすら悩んだという。
そして気付いたのは、大黒自らが夢や願いをかなえるために夢中で突っ走る“格好いい大人”になれば、その背中を見て若い世代や子供たちも「熱くなるはず!」という考えだった。
そんな大黒が、普通の生活の中から生まれた欲求の断片がコアとなり、熟成されて生まれた曲が「Higher↑↑ Higher↑↑」だ。
365日休暇のない主婦だからこそ、一週間だけ作曲のために費やそうと3月に訪れたアメリカ・ロサンゼルスのスタジオで、たった1日で曲は完成。その後、復帰の時期やリリースが視野に入ると、歌詞も一気に書き上げた。
彼女自身と、同じ世代の大人たちの“心”へと向けたものは、いつしか聴きたい音楽が作りたい音楽に変わり「すっかり委縮して何に対しても燃え上がれない冷え切ってしまった自分の⼼にまず⽕をつけてくれる曲にしたい」と思ったという。
未来を変えたいなら今を変える、その思いが今回の新曲「Highe↑↑ Higher↑↑」には込められている。
「Higher↑↑ Higher↑↑」は、'70~'80年代のソウルの懐かしさを感じさせながらも、EDMやROCK、そしてHIP HOPといった今風のテイストや、無条件でノッてしまうラテンサウンドも盛り込んだ、大黒流のハイパーミクスチャーサウンドに仕上がり、歌詞も“大人たち”の熱を、今の時代に生み出すにふさわしい作品となった。
'90年代、女性の本音をストレートに歌った「夏が来る」や「あなただけ見つめてる」「ら・ら・ら」といったヒット曲を放ち、'07年にはアトランタ・オリンピックのNHKテーマソングとなった「熱くなれ」で、世の中を鼓舞した大黒。
今回の「Higher↑↑ Higher↑↑」で、再び世の中を明るくしてくれるはずだ。そして、彼女の懐かしい匂いのする“思い”に、日本中が熱くなる。
なお、「Higher↑↑ Higher↑↑」の矢印の向き、正しくは全て右斜め上向き。
8月10日(水)配信開始