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【テレビの進化】美しすぎる4K HDR放送がスタート!

2016/07/29 19:49

左が従来の4K、右が4K HDR。日光の明るさがくっきり出て、水面の飛沫もはっきり映る
左が従来の4K、右が4K HDR。日光の明るさがくっきり出て、水面の飛沫もはっきり映る

衛星放送のスカパー!は、10月4日(火)より、世界初の4K HDR放送を開始することを発表した。

HDRとはHigh Dynamic Range(=ハイダイナミックレンジ)の略で、明るさと暗さをより自然な見え方で再現する技術。従来の4Kの解像度の高さに加えてこのHDRを採用することで、明暗の差がくっきり出て、より肉眼で見るのに近い映像となる。未来の映像の“本命”とも言われている注目の技術だ。例えば昼間のサッカー中継を見て、スタンドの日陰で暗くなった部分では、選手やボールの動きが見づらいという経験をしたことのある人も多いだろう。そうしたことも4K HDRでは解消され、スタジアムで見るのと同じような見え方になるという。

10月4日より4K HDR放送が開始するのは、4Kチャンネル「スカパー! 4K 体験」内。当面は毎週火曜と木曜の夜に約1時間の無料放送を予定している。その後拡大し、来春には「スカパー! 4K 総合」「スカパー! 4K 映画」の各チャンネルでも4K HDR放送が始まる予定。

スタート時の放送番組は、北村一輝&濱田岳のダブル主演で好評を博したドラマ「螻蛄(疫病神シリーズ)」(2K版、従来の4K版は今春放送済み)や、三重・志摩スペイン村の今夏のプロジェクションマッピングのイベントを臨場感たっぷりに伝える「CGプロデューサー ヤナイ君~プロジェクションマッピング 篇~(仮)」を予定している。

視聴するには「スカパー!プレミアムサービス」または「スカパー!プレミアムサービス光」の受信環境を整えることに加え、4K HDR放送に対応したテレビが必要。テレビについては東芝の「4KレグザZ20Xシリーズ」でバージョンアップ用ソフトウェアのダウンロードを8月下旬から開始予定。その後、他社製品のテレビでも4K HDR放送に順次対応していく。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

画像一覧
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  • 左が従来の4K、右が4K HDR。日光の明るさがくっきり出て、水面の飛沫もはっきり映る
  • 左が従来の4K、右が4K HDR。日陰の部分が黒くつぶれず、肉眼に近い見え方に
  • グラスの中の泡もしっかり映す。未来のテレビの映像はここまで美しくなる
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