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EXILE「日本に、ダンスの日を作りたい」 新たな祝日の構想語る

2016/08/03 08:00

山本寛斎が手掛けた衣装を身にまとったDANCE EARTH PARTYメンバー
山本寛斎が手掛けた衣装を身にまとったDANCE EARTH PARTYメンバー

EXILE ÜSA、EXILE TETSUYA、Dream ShizukaからなるユニットDANCE EARTH PARTY。「世界のダンスを踊ってみたい」という夢から生まれたこのユニットが、3枚目のシングル「NEO ZIPANG ~UTAGE~」をリリース。和楽器と最新ダンスミュージックが融合した斬新な本作について、EXILE ÜSAが思いを語る。

――今作「NEO ZIPANG ~UTAGE~」はどんな想いから制作にとりかかっていったのでしょうか?

「日本の踊りはいつから始まったのか調べていくうちに、古事記に書かれている天岩戸(あまのいわと)神話に惹かれたんです。その神話に書かれていたのは、太陽の神様がすねて岩戸に隠れてしまった時に、八百万の神々が集まって会議をしたという話。そこで神々が出した答えが『踊ろう』だったんですよ! もうテンションが上がっちゃって(笑)。神様も踊りが好きなんじゃん! って。その時の踊りの様子や雰囲気を現代版にして、古事記を今時期(こんじき)にしたいなって裏テーマを持って制作に入りました。この天岩戸神話がメッセージとして残そうとしたことは、きっと岩戸は人の心の状態なんですよね。それが閉ざされてしまうと、世の中が暗く見えてしまう。その岩戸を開かせるためには、音楽と踊りが最適だってメッセージと自分は解釈したんです。そうして、僕も祭りを作ろうと思ったんです。400年前に始まった伝統的な祭りも、400年前に誰かが始めたことですよね。その瞬間を僕たちもやりたい、この時代にも必要な音楽と踊りと衣装とお祭りがあるはずだと思ったのが、この楽曲をスタートさせるきっかけです」

―サウンド・アプローチとしては、どんな青写真を描いて制作したのでしょうか?

「古くからある日本の和楽器を取り入れたいという気持ちが最初にありました。それと同時に、最先端のダンス・ミュージックと融合させたいという構想もあったんです。今回は和楽器をDRUM TAOさん、最先端のダンス・ミュージックを作れる最高の若手ということでbanvoxくんにお願いしました」

――ダンス、振りつけで表現したかったことは?

「今回、日本の旅がベースとなっていて、そこで気に入った動きを取り入れています。例えば阿波おどりの手と足の運び方だったり、サビではねぶた祭のハネトの動きが反映されていたり、ソーラン節の手が反映されていたり、どじょうすくいが入っていたり。それをHIP HOPと混ぜてアレンジして取り入れてました。もちろん輪になってみんなで一緒に踊れる振りつけも考えましたね」

――衣装プロデュースの山本寛斎さんとは、具体的にどのような共演になったのでしょうか?

「3年前くらいに〈NEO ZIPANG〉の構想を考えてる時に、たまたま山本寛斎さんが手がけた衣装をみて『これだ!』と思ったんです。でも、斬新すぎて似たようなテイストの衣裳はどこにも売ってないわけですよ。で、今年に入ってバーで飲んでいる時、たまたま隣に座った方の待受画面が山本寛斎さんの衣装だったんです。それが目に入ってしまって、僕から声をかけたんです。そうしたら『私がデザインしたんですよ』と、その方が実は山本寛斎さんと一緒に仕事をしていたデザイナーさんだったんです。そこでいろんな想いを話させていただいて、テキーラで乾杯して(笑)、最後はマネージャーさんに名刺を交換してもらったと。その後、今年の4月に京都の清水寺で祈りの踊りを奉納することになった時の衣装をその方にお願いしたんです。その後すぐに山本寛斎さんご本人ともお食事会の機会をいただいて。そんなご縁があって、今回の作品でもお願いすることになりました」

――「NEO ZIPANG~UTAGE~」の歌の世界観で表現したかったことは?

「歌詞の世界観は、裏テーマにある天岩戸神話の現代版ですね。歌詞にどうしても入れたかったのが〈オ・ド・ン・ナ・キャ、モッタイナイ…!〉というフレーズです。世界の人が知っている日本語として浸透している〈モッタイナイ〉は必ず入れたいと思っていました」

――ÜSAさんが今作を通して実感した、日本の心とは?

「多様性ですかね。地域それぞれの誇りを持っていて、そこに音楽や踊りやお祭りがあって、みんな違うんだけどみんな同じっていうところに和の心を感じました。同時に、その和の心を世界に広げていきたいと思いました。僕らができることは踊ることやエンターテインメントを作ることですけど、それで人々の心が開放されたり楽しい気持ちになったり、そういう瞬間に関わっていけたら幸せですね」

――ÜSAさん個人の今後の目標や夢についても聞かせてください。

「夢としては、日本にダンスの日を作りたいと思っています。その日は祝日で、日本中でいろんな踊りが踊られていて、踊ったことがない人も踊っちゃう気分になれる楽しい祝日を作りたいです。4月22日がアースデイなので、その日をダンスの日にしたらDANCE EARTHの日になるので、日本発信で浸透していったら素敵ですよね」

――最後に今作やインタビューを通して初めてDEPを知っていただく方へメッセージを!

「DANCE EARTH PARTYのテーマは、ダンスでアースをハッピーにすること。なので、世界の音楽を取り入れながら、みなさんの心が踊るような曲を作っていきたいと思っています。僕らの曲を聴いてくださった方々とも、いつか一緒に踊りたいと思っているので、ぜひチェックしてみてください」

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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  • 山本寛斎が手掛けた衣装を身にまとったDANCE EARTH PARTYメンバー
  • 【写真を見る】EXILEで大のコーヒー好きとして知られるTETSUYA。コーヒーのプロデュースも!
  • E-girlsとしても活躍するShizuka
  • 2015年でパフォーマーを勇退したÜSA
  • 和太鼓を担当したDRUM TAO
  • 楽曲プロデュースのbanvox
  • 10月には幕張海浜公園特設エリアにて、イベントを開催
  • 今作のジャケ写

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