愛憎劇出演の観月ありさ「普段はみんな仲が良いです」
NHK BSプレミアムで9月4日(日)からスタートするプレミアムドラマ「隠れ菊」(毎週日曜夜10:00-10:50)の試写会が行われ、主演の観月ありさ、緒川たまき、前川泰之が登壇した。
本作は静岡・浜名湖畔の老舗料亭を舞台に、平凡な主婦からおかみとなった通子(観月ありさ)を取り巻く男女の愛憎を描くサスペンスドラマ。
観月は「連続ドラマをやる時は快活な役が普段は多いのですが、今回はおかみという役どころでもあるので、ちょっと大人の女性のたおやかさと言いますか、しっとり感みたいなものが出していけたらいいなと思っております。
私事ではあるのですが、毎年連続ドラマの主演をやらせていただいていて、この作品が25周年目の節目の作品になっています。なので、よりたくさんの方に作品を見ていただけたらうれしいなと思います」と笑顔を見せた。
作中で観月と女同士のドロドロのバトルを繰り広げる緒川は「ヒロイン通子さんは運命を切り開いていくような女性なのですが、私が演じる多衣という人は、運命の中に自ら望んで身を沈めていくようなところがある女性で、この2人の女性の人生の立ち向かい方があまりにも違い、そこの違いが驚きをもってこのドラマを引っ張っていく面があると思います。そこにも注目していただけたらなと思います」とコメントした。
通子の夫で、多衣と不倫関係に陥る料亭の板長・旬平を演じる前川は「こういう連続ドラマで、これだけ大きな役をいただいたことが初めてで、喜びと同じくらいのプレッシャーを感じていました。
撮影前に原作を読ませていただいて、本当に面白くてあっという間に読みました。『隠れ菊』という作品、旬平という男役にほれ込んで、この数カ月間は旬平の人生を生きようと心に決めて今現場に臨んでいる次第です。
このすてきなお二人をはじめ、他のキャストの皆さん、スタッフの皆さんと熱い日々を過ごしていられる毎日を幸せに感じながら撮影しています」と充実感を口にした。
人間関係のドロドロ具合に思わずニヤッとしてしまうドラマだが、実際の現場の雰囲気について観月は、「この撮影が始まってすぐに金沢ロケがあったのですが、そこでみんなでご飯を食べたり日本酒を飲んだりしてみんなで仲良くなりました。
何せ内容が3人ともいがみあったりしているもので…。どういう距離感でいればいいのかと思っていた時期でもあったのですが、そのかいあってから『普段はこうやって仲良くしててもいいんだ』と思って撮影しています」と良好な関係性をアピールした。
制作統括の土屋勝裕は「この3人のドロドロな三角関係が、これから8回にわたって続いていきます。それを楽しみにしていただければと思います」と話した。
9月4日(日)スタート
毎週日曜夜10:00-10:50
NHK BSプレミアムで放送