日本最大級のファッション&音楽イベント「GirlsAward 2016 AUTUMN / WINTER by マイナビ」が10月8日に都内で行われた。
日本のトップモデルが集結する一大イベントのトップバッターを務めたのは広瀬すず。カーキのジャケットに黒のミニスカート、チョーカーなどのアクセサリーに身を包み、「GUILD PRIME」のステージでランウェイを歩いた。
また、終盤では「Seventeen×WEGO」のステージにも登場し、同じくSeventeen専属モデルを務める三吉彩花、飯豊まりえらと共演。グランドフィナーレでは「女の子ってすてきと思いました」と楽しそうな笑顔を見せた。
「GUILD PRIME」のステージを終えた後の広瀬に話を聞いた。
──そうそうたるメンバーの中でのトップバッターでしたね。
「ねえ?」って感じですよね(笑)。「Seventeen」のイベントではトップバッターで歩かせていただいたんですけど、こういう大々的なファッションショーでは初めての経験でした。
──緊張されましたか?
緊張よりドキドキって感じでした。ドキドキしつつ、ふわふわしつつ、あまり慣れない感じでした。(歩く前は)「これ(ステージに)上がったら始まるんだ」「テレビで見てたやつだ」みたいな感じでした(笑)。
あまり笑わない方が良かったみたいなのですが、楽しくなっちゃって笑っちゃったんです(笑)。(GUILD PRIMEの)世界観を壊しちゃったかなって、ちょっと不安になっていました。
──ランウェイを歩くときに気を付けていることはありますか?
歩き方というのは分かるので、モデルさんらしく歩けたらいいなって思っています。結構、高いヒールなので、それが一番不安でした。
他のモデルさんのランウェイも少しだけ見たんですけど、格好いいですよね。お人形さんみたいなスタイルや顔で、本当に次元が違う世界だなって。
──そういうメンバーの中でのトップバッターですから。
とても光栄です。
──今回の洋服はいかがでしたか?
シンプルな服なんですけど、パンチの効いたエッジのあるアクセサリーで攻めているのが、好きですね。普段はこういう格好はしないんですけど、チョーカーとかははやっているので着けています。でも、普段足は出さないですね。結構ダボダボ(な服)が多いです。
──9月に放送された「KinKi Kidsのブンブブーン」(フジテレビほか)では古着屋の店員に挑戦していましたが、古着は好きですか?
古着はシャツとか大好きですね。Tシャツとか、味の出るものは買ったりしています。
──おしゃれを意識したのはいつ頃ですか?
この仕事を始めるまでは、バスケットボールをやっていたこともあって、ジャージーしか着ていなかったんです。
なので「Seventeen」に入って、デビューしてからですね。「こんなかわいい服を着られるんだ!」って、楽しさを感じ始めたのは。それまでは本当にダサい服しか着てなくて(笑)。いろいろな世界があるんだなって思いました。
──姉の広瀬アリスさんとのファッションの好みの違いはありますか?
姉は意外と王道が好きかもしれないです。私は割りとエッジの効いた物が好きで、デザインとかもこだわりがあるタイプなんですけど、姉はあまりなくて、モノトーンの時はモノトーンとかが多いし。
──では、男性のファッションで見るのはどんなところでしょうか?
全体のシルエットですね。そういう部分でおしゃれだなって思ったりとかします。バランス感とかデザインとか、そういうところを見ますね。
──モデルの仕事から得たものを役者などで生かせることってありますか?
ありますね。所作とかもそうですけど、表情とか、目の力の抜け具合というか。映画などは生々しい部分が合うじゃないですか。そういう力の抜けた感じを、雑誌の撮影などでやってみたりすると、脱力っぽく見えたりするんです。そういうのが好きで「Seventeen」(の撮影)でもやったりします。
でも、「目に力を入れて」って言われたらガッ!て力を入れて、また違う世界観にもなるので、そういうところとかはモデルと俳優、両方につながるものかなって思います。
──では、最後にファッションを楽しむためのアドバイスをお願いします。
自分のデザインとか好きなお店を見つけてから、どんどん私もいろいろな物を着てみようって思うようになりました。私は一日の気分が服で決まるタイプなんですけど、それぐらい服を大好きになれたら、もっと日々が楽しく、服も楽しめると思うので、一緒に楽しめたらいいなぁって思います。