有岡大貴、あがり症に悩んだ過去を告白「テレビもライブMCも怖かった」
23日放送の「チカラウタ」(日本テレビ系)にHey! Say! JUMPの有岡大貴がゲスト出演し、極度のあがり症を克服した一人旅のエピソードを披露した。
「チカラウタ」は、集まったゲストが“音楽に助けられたエピソード”を曲とともに紹介し合う音楽バラエティー。
今でこそ愛嬌たっぷりのギャグを飛ばすなど明るいキャラクターが定着している有岡だが、2007年のデビュー後、数年間は極度のあがり症で「テレビで話すのもライブのMCも本当に恐くて恐くてしかたなかったですね。バラエティー番組も『これを言ったら怒られるんじゃないだろうか』と思ってしまって」と、話すことが大の苦手だったという。
「自分は、自信と度胸が足りないんだ。度胸をつけたい」と思っていた有岡はある時、KREVAの歌う『ひかり』に背中を押され、一人旅を決意。翌朝、何も決めずに羽田空港に向かい、いちばんフライト時間が早かった鹿児島行きの飛行機に乗り込んだ。鹿児島空港に降り立つと、たまたま屋久島行きフェリーの看板を目にして宿も決めずに屋久島へ向かうという、徹頭徹尾“思いつき”の旅。その夜、電話をかけてきたマネージャーから黙って旅に出たことを咎められたが「僕、自分を変えるために一人旅に来てるんです」「ごめんなさい、でもこのままでは帰れないんです」と説得。有岡の決意は固かった。
翌朝は、片道徒歩5時間かけて屋久杉を目指した。道中、山道を人々が挨拶を交わしながらすれ違うのを目にした有岡は、「自分が声を出すのはここだ!」と、すれ違う一人ひとりに「こんにちは!」と元気に挨拶。やがて心に変化が起きた。「大きな声を出すのがだんだん楽しくなってきて。そのときは不思議とあがらなかったんです。『人と話せる』ってことがうれしくて」。有岡が、あがり症を克服した瞬間だった。
エピソードを聞いたゲストの中村雅俊は「思わぬところに治療薬がありましたね。(あがり症を)克服するために話しかけるっていうね」としみじみ。MCの小山慶一郎に「今はだいぶ度胸はついたんだ?」と聞かれると、有岡は「そうですね、のびのびやらせていただいてます」と力強くうなずいた。そこでゲストの山下真司が「オレも最近一人旅やったんだよ」とカミングアウト。MCの羽鳥慎一らに「何を思って?」と聞かれると「いや、まあ、あがり症なんで・・・」ととぼけ、笑いを誘っていた。