テレビ朝日系で10月14日(水)よりスタートしたドラマ「相棒」の制作発表会見が6日、都内で行われ、出演者の水谷豊、及川光博が出席した。
同作は、警視庁の窓際部署“特命係”の警部・杉下右京(水谷)と、警察庁上層部から密命を受け、右京の新たな相棒として特命係に配属された神戸尊(かんべ・たける:及川)が難事件を解決していくシリーズ第8弾。
水谷は「(右京が)シーズン7まで活躍したので、(今回)出世するかなと思っていたのですが、また出世しませんでした」とコメントし、苦笑いを浮かべた。また、10年目に突入した「相棒」について、水谷は「意識して(演技を)変えようとしたことはなかったですね。もし変わっていたとすれば、それは自然に変わったことだと思います」と話した。続けて、“新・相棒”となる及川について「(演技では)飾らない人。でも、普段は壁をつくるのかと思っていたら本当にノーブロック。事件はシリアスですが、(及川さんの)“チャーミングさ”でちょっと人間っぽいところが出ているはずです」と明かした。
一方、及川は「クランクインから1カ月以上たち、ようやく転校生気分も抜けてきました。日々プレッシャーを感じていますが、プレッシャー以上に喜びが勝っています。本当に、水谷さんは優しい!」とコメント。それに対し、水谷は「すぐ逃げられちゃいけないと思いまして…」と返し、会場の笑いを誘った。水谷に“チャーミング”と評価されたことについては、「お言葉ですが、チャーミングでいったら(右京)警部にはかなわない。今から、杉下右京のキャラクターは変えられないので、僕が(右京のフォローなど)いろいろ担当しています。かなり(右京に)翻弄(ほんろう)されています」と早くも苦労話が飛び出した。続けて、「小学生時代から(水谷の)大ファンで、オールアップしたら実家から持ってきた『熱中時代』のレコードにサインしてもらいます」とひそかな“野望”を語った。
10月14日(水)スタート 毎週水曜夜9:00-9:54 テレビ朝日系で放送
※初回は8:00-9:48の2時間スペシャル