茨城出身ワガママBODY、鹿島&稀勢の里に乗っかる?
吉川友が1月28日、東名阪ツアー「吉川友ライブツアー2017 ~YOU!友!酉!~」のツアーファイナル公演を東京・原宿アストロホールで開催。「ロック」をテーマに全編バンドを従えての、白熱のライブを繰り広げた。
吉川はライダースの革ジャンを着て登場し、デビュー曲の「きっかけはYOU!」でライブをスタート。
「今日の東京は全編生バンド演奏ということで、吉川友ときっかバンドで最高の時間を皆さんと過ごしたいと思います!」と声を上げ、「こんな私でよかったら」「歯をくいしばれっっ!」とシングル曲を次々と歌い上げる。
熱気あふれるバンドサウンドと、吉川のいつもとはひと味違う迫力あるボーカルで、序盤から会場はハイボルテージとなった。
MCで「バンドさんとのライブを何度かやっていく中で、何か楽器を弾けるようになりたいと思ったんです。ドラムがやりたいです」と語ると、いきなりドラムセットに座り、きっか流のリズムを叩く。
「こうやって今年は挑戦する年にしたいと思ってます。次の曲でも、新たなチャレンジをしたいです」と宣言し、森高千里の「渡良瀬橋」をカバー。間奏で初挑戦のリコーダーを奏で、楽器でも曲に華を添える。そして、「あまいメロディー」ではミディアムアレンジで抑揚の効いたボーカルを聞かせるなど、歌唱力の高さを存分に発揮した。
ライブ後半に入り、「チャーミング勝負世代」で一気に、ワイルドに盛り上げていく。ダンサブルな「URAHARAテンプテーション」はバンドアレンジでグルーヴ感が増し、パワフルなボーカルと共に強烈なエナジーがフロアを包んだ。
さらに、「水色」「ダーリンとマドンナ」といったアップチューンで会場のテンションは上昇。ソウル感のアップした「アカネディスコ」での、観客とのコールアンドレスポンスでは、「お正月」「食べ過ぎて」「太る」とユーモアたっぷりな掛け合いで沸かせる。
ライブ本編のラストは、盛り上がり必至の「ずっとずっとずっと君がスキだ」で観客と一体となって“ラララ”の大合唱を巻き起こした。
アンコールに応えて、黄色のTシャツ姿でステージ戻った吉川は、キャッチーなポップチューン「Time to zone」を歌唱。
「久しぶりのツアーで、歌ももちろん、歌詞、MCとか不安でいっぱいだったんですが、皆さんのおかげで、ありのままの吉川友を出すことができて、楽しいライブができました」と観客への感謝を口に。
続けて、「今年の春には、11枚目のニューシングルが発売決定となりました。リリースイベントや発売記念ツアーとかもやっていきたいですし、今度は全国ツアー、47都道府県回れるように今年も全力で突っ走っていきたいと思います」と語る。
さらに、茨城出身の彼女は「ちなみに最近、茨城が来ております。鹿島アントラーズ優勝、稀勢の里さん横綱入り。吉川友も茨城ブームに乗っていけるように、そしてアイドル界の横綱になれるように頑張りますので、皆さんよろしくお願いします!」と声を上げ、観客からは大歓声が沸き起こった。
ラストは、駆け上がっていく思いを歌ったアップチューン「Stairways」で、熱量たっぷりのロックな吉川友のライブを締めくくった。