「美女と野獣」山崎育三郎らミュージカルスターそろい踏み
4月21日(金)から公開されるエマ・ワトソン主演の実写映画「美女と野獣」のプレミアム吹き替え版キャストが発表され、ミュージカルや舞台で活躍する実力派の面々に期待が寄せられている。
今なお愛され続けている不朽のディズニー・アニメーション「美女と野獣」を、主演にエマ・ワトソンを迎え、ディズニーこん身の実写映画として注目を集める本作。
吹き替えキャストとして、ベル役を昆夏美、野獣役を山崎育三郎が務めることなどが発表された会見では、総勢11人のキャストにより名曲「美女と野獣」が生歌で披露されたが、抜群の歌唱力で会場に圧巻のハーモニーを響かせ、本編への期待を膨らませた。
吹き替え作業はこれからだというが、本作を手掛けるビル・コンドン監督からも、「本作はエマ・ワトソンやダン・スティーヴンスら豪華キャストが出演しますが、引けをとらないプレミアム吹き替え版キャストの声を聞いてとても興奮しています。特別な吹き替え版になると確信しています。私も楽しみにしています」と期待の声が寄せられる。
ベル役の昆は、'11年にミュージカル「ロミオ&ジュリエット」でメジャー作品プロデビューしてから、ミュージカル「ハムレット」('12年)や「レ・ミゼラブル」('13年ほか)、「ミス・サイゴン」('14年)など、数々のミュージカルに出演し、そこで培われた確かな演技力はもちろんのこと、歌手としても活躍するほどの圧倒的な歌唱力で“ミュージカル界の歌姫”と称される若手のホープだ。
そんな昆は「幼い頃から『美女と野獣』の大ファンで、本作の実写版の上映が決まってエマ・ワトソンがベル役を演じると聞いた時から、いちファンとして早く見たいと思っていました。今私がこの作品に携わることが大変光栄です」と喜びの声を上げた。
野獣役の山崎は甘く気品溢れる歌声や表現力が絶賛される“ミュージカル界のプリンス”で、現在は「下町ロケット」('16年)、「突然ですが、明日結婚します」(フジテレビ系)など話題のドラマやバラエティー、音楽ユニット「StarS」など幅広いフィールドで活躍中の実力派俳優。本作でも、ベルと心を通わせ優しさを取り戻していく野獣役を繊細に演じている。
そして、ポット夫人役を岩崎宏美、モーリス役を村井國夫、ガストン役を吉原光夫、ル・フウ役を藤井隆、ルミエール役を成河、コグスワース役を小倉久寛、マダム・ド・ガルドローブ役を濱田めぐみ、プリュメット役を島田歌穂、チップ役を池田優斗が務めることが発表されている。
「劇団四季」時代に「美女と野獣」のガストン役をやっており、帝国劇場開場100周年記念公演「レ・ミゼラブル」('11年)では、日本公演の歴代最年少となる32歳で主演ジャン・バルジャン役を演じたことでも知られる吉原や、「ショーシャンクの空に」('13年)「100万回生きたねこ」('15年)など舞台を中心に活躍しブレークがささやかれる若手注目株・成河、子役デビューから舞台を中心に活躍し、代表作「レ・ミゼラブル」では出演回数1000回以上を誇る島田など実力派がそろっている。
また、劇団四季に入団し「美女と野獣」のベル役でデビューしたというマダム・ド・ガルドローブ役の濱田めぐみは、伸びのある歌唱力と高い演技力が評価され、同劇団では「ライオンキング」「アイーダ」「ウィキッド」などでヒロインを演じ、15年間看板女優として活躍。現在も舞台を中心に話題作への出演が続いている注目女優だ。
濱田は「私は劇団四季で『美女と野獣』のベル役でデビューさせていただき、その時からずっとこの作品は、私の中で切っても切り離せない、自分が帰るべき場所、思い出の宝箱の中に入っている一つの宝石のような作品でした」と振り返りつつ、「今回ご縁があってマダム・ド・ガルドローブ役を演じさせていただきます。すてきなキャストのみなさんとともに、すてきな魔法を掛けられるように頑張りたいと思います」とコメントした。
そんなミュージカルや舞台で活躍する実力派の中、芸人として人気を博し、ミュージシャンや俳優としても活躍する藤井は「この素晴らしいメンバーに入れていただいて光栄ですし、自分でも『なぜなんだろう』と思っています」と語りつつ、「ディズニーの作品は愛している方がたくさんいらっしゃるので、粗相のないように精いっぱい、いろんな方に教えていただいて、ガストンを盛り上げていきたいです!」と意気込んだ。
ミュージカル界の実力派に加え、小倉、藤井などバラエティーに富んだキャストたちに期待せずにはいられない。
4月21日(金)全国公開
配給=ウォルト・ディズニー・ジャパン
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