NNNドキュメント’22の放送内容一覧
20歳で被爆し、2021年に亡くなった坪井直さんの活動を紹介。坪井さんは、二度と被爆体験を繰り返してはならない」という思いで教員や県被団協理事長を務め、アメリカのバラク・オバマ元大統領とも「共に核兵器のない世界を目指そう」と握手を交わした。核兵器廃絶を訴え続けた坪井さんの思いに迫る。
東日本大震災から11年がたち、被災地では「復興」「生活」「世代」「意識」など数々の「差」が生じている。震災直後に被災者が願った「元通りの生活」と「現在の生活」には、どれほどの「差」があるのか。東北のテレビ局3局が「被災地の本音」を取材・検証し、日本の課題と未来に向けたメッセージを伝える。
亡き母を思う女の子が成長していく姿を紹介。大好きな母を卵巣がんで亡くした7歳の華実ちゃんの元に、1羽のスズメが現れ、悲しみを癒やしてくれたという。成長した彼女は、がん検診を呼び掛ける活動や母への思いを絵本で伝える活動をスタート。そんな彼女の20歳の誕生日、亡き母から手紙が届く。
2017年から始まった女性限定カーレース大会「KYOJO CUP」を取り上げる。最高時速200km超の過酷な世界だが、ジャンルとしては定着しておらず選手は他の仕事と二足のわらじで参加している。コロナ禍という状況でレースに挑む姿やさまざまな葛藤など、彼女たちの心情とともに2021年シーズンを追う。
広島の伝統芸能・神楽の現在の活動について紹介する。新型コロナウイルスの感染拡大で公演の延期、中止が続き、「鬼」の出番がなくなった。そのため広森神楽団では、“こども神楽団”の時代から神楽を行ってきた人々が困難に直面している。広森神楽団の「鬼」を通して、神楽に打ち込む団員の思いに迫る。
2020年春、徳島・鳴門の精神科病院で96人が新型コロナウイルスに感染するクラスターが発生。医療現場が逼迫し感染者を専門病院に運ぶことができず、23人の命が失われた。事態が落ち着いた後、感染した患者や看護した医療従事者から話を聞くことで、精神病棟に入院する人々の実像に迫っていく。
保育園で相次ぐずさんな管理体制の実態を明らかにする。2021年7月、福岡・中間の保育園に通っていた5歳児が9時間にわたり送迎バスに取り残され、熱中症で亡くなった。福岡県内では過去にも同様の事故で2歳児が死亡している。子供たちの命をどう守るのか、試行錯誤を続ける保育現場の今を伝える。
2011年3月に起きた福島第一原発事故、通称1Fの恐怖と闘った作業員に取材する。当時、体験したことのない混沌とした状況で情報が欠如する中、メルトダウンが進む原子炉建屋のすぐそばで整地をした作業員。決死の覚悟で原発の暴走を食い止めた彼らが、当時の克明な証言とともに、思いを語る。