映像‘22の放送内容一覧
同級生がいじめを受けていることをきっかけに、不登校になった京都市に住む中学2年の女子生徒。教師に相談したが、「他の学校でもあること」と冷たい言葉を受け、学校や大人、社会への不信感を募らせた。増える不登校の子供たちに学校はどこまで対応しているのか、教育現場が抱える課題に迫る。
大阪で写真スタジオをオープンした「フォト・セラピスト」の女性を紹介。がん専門病院の広報をしていた時の撮影で、自然な笑顔を浮かべる患者の姿を見て「がん経験者の写真を撮りたい」と強く思ったという。依頼者と時間をかけて話をして撮影する彼女と、撮られる側のさまざまな思いに迫る。
神戸市と福島・双葉町を行き来する男性に密着。在日韓国人三世として神戸で生まれ育った彼は、阪神・淡路大震災で災害に国境はないと気付き、支援しながら被災地の姿をスケッチに描き留めてきた。「(双葉町の人々に)住まいや故郷の記憶を持ち続けて欲しい」と願い、町を記録し続ける姿を追う。
今から4年前、89歳の時に同性愛者であることを告白した男性を紹介。同性愛が治療可能な病気と捉えられてきた時代を生き抜く中、10代の頃から詩を書き始め、今でも自分が生きてきた痕跡を残すために短歌や俳句を書き続けている。彼の人生最後の目標は、これまでの作品を出版することだという。
京都・京田辺市の耳鼻咽喉科医院には、声にまつわる、さまざまな悩みを抱く患者が全国から集まってくる。長年、重要視されてこなかった音声についての治療や研究は静かに進んできた。声を変える手術に思いを託す人に焦点を当て、見た目の次に人の印象を変えるとも言われる声について考える。