ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第106回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞 受賞インタビュー

(C)TBS

森七菜

台本に書いてなかったのに思わず涙が出てきました

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連続ドラマの主演と聞いたときは「まさか」と驚きましたし、視聴者の皆さんに自分の演技が伝わるかと不安だったので、こうして賞を頂けて夢のようです。撮影初日は樹木という人物の“無限さ”におじけついてしまい、演技が思うようにできず、落胆してすごく泣いたんです。でも、監督が「樹木はあなたのものなんだから堂々としていなさい」と言ってくださって、気持ちを取り直しました。
樹木が浅羽社長(中村倫也)にスカウトされてコンビニスイーツを作り始め、仕事のことでくじける場面では、自分の初主演でのダメな部分を重ねながら演じていました。樹木になるために自分の引き出しを全部開けていこうと思い、今持っているものは使い果たしました。

樹木はあぐらをかくなど男の子っぽいところがあり、ユニークなセリフもあるので、どれだけ自分の中で膨らませて言葉にできるか悩み…。そんな中、社長役の中村さん、“まこっちゃん”役の仲野太賀さんとアドリブで会話していると、どんどん自分が樹木に寄っていきました。特に、第5話の解任された社長が車で去り、「好きなの!」と言うシーンでは、撮影は大変でしたが、樹木の高まる気持ちを何時間もキープできるほどに。樹木は最終話まで本当に好きな人に振り向いてもらえなかっただけに、初めて社長が樹木に好きだという表情を見せてくれたときはドキッとしました。樹木を通し、人生で初めて「好きな人に好かれるってこんなにうれしいことなんだ」と感じました。

最終話のイチョウ並木の見えるカフェで“まこっちゃん”に「ごめんなさい。ありがとう」と伝える場面も思い入れが深いですね。いろんな気持ちが押し寄せてきて、台本には書いてなかったのに思わず涙が出て、想像を超えた演技ができました。この“恋あた”では皆さんに助けてもらい、初主演というすごく高いハードルを越えて心折れずにやり切ったという実感があります。自分の次のステップとしては、もっと頼りがいのある主演になりたいと思います。
(取材・文=小田慶子)

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