ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第106回ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞 受賞インタビュー

(C)「共演NG」製作委員会

大根仁、樋口卓治

重圧もありましたが、最終話は奇跡的にまとまり全部回収できました(大根仁)

受賞の感想をお聞かせください
演出する作品では脚本も書きますが、脚本家という意識はないので恐縮です。原案の秋元康さんは、僕が20歳のときに制作会社で会った初めての業界人で親も同然。長い反抗期でしたが(笑)、その秋元さんから声を掛けられ、「ずっと共演NGだった男女が共演する業界もの&ラブコメという企画は面白そうだ」と思いました。
大好きな中井貴一さんと鈴木京香さんを演出できるのも魅力でしたね。ところが、脚本を書き始めてみると「こんな共演NGだらけのドラマ、自分なら演出したくない。誰がこの企画を考えたんだ?」と行き詰まり…「そうか、秋元さんだ!」と。それで秋元さんっぽい仕掛け人の市原龍(斎藤工)を登場させました。

一緒に脚本を書いてくれた樋口卓治さんにも助けられましたね。最終話はそれまでに広げた風呂敷を畳めるのかという重圧がありましたが、奇跡的にまとまり全部回収できたなと…。僕にとって初めての大人のラブコメディーで、業界もの。そこに自分らしいギャグなどの要素を織り込み、ごちゃ混ぜでありつつ調和が取れたドラマができたと思います。(大根仁)
(取材・文=小田慶子)
共演NG

共演NG

秋元康企画・原作、大根仁が演出を手掛け、中井貴一が主演を務める大人のラブコメディー。25年間“共演NG”だった大物俳優二人の共演をきっかけに、物語はスタート。中井は人気俳優・遠山英二、鈴木京香が英二の元恋人で女優・大園瞳を演じる。憎しみとプライドが交錯する二人だが、あることをきっかけに思わぬ方向へ展開する。

第106回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞インタビュー一覧

【PR】お知らせ