ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第88回ザテレビジョンドラマアカデミー賞監督賞 受賞インタビュー

西谷真一

登場人物の目線での演出を心掛けました

「ドラマは俯瞰的に人物を捉えがちですが、『あさが来た』ではまず登場人物の目線での演出を心掛けました。それが視聴率やこういう賞をいただける結果につながったんじゃないかと思っています。撮影中は、役者さんの考えてこられたアイデアやお芝居はできるだけ尊重するようにしました。俳優さん本人の個性と〝役〟と演出の化学反応でお芝居は生き生きするのだと思っています。

主演の波瑠さんも玉木宏さんも、集中力と持続力が共に強い方です。短距離でも長距離でも首位を狙えるくらいの強靭な精神力と演技力を持ち合わせています。結果的には彼ら2人との根比べでしたね(笑)。他にも、鈴木梨央ちゃんは見事なまでの演技にほれ込んでしまいましたし、清原果耶さんもかわいいし、演技の初々しさにひかれましたね。脚本家の大森美香さんとは驚くほど趣味が似ていました。大森さんは映画監督もされていて、脚本が監督台本にもなっているくらい適切にト書きが書かれていたので、その通りに演出して間違いなかったですね(笑)」

あさが来た

実在した幕末生まれの女性実業家・広岡浅子の人生をモデルに、相撲好きなおてんばヒロイン・あさを波瑠、優しい夫の新次郎を玉木宏が演じる。あさは実業家として奮闘するが、男社会でなかなか認められずに苦労する。だが、夫の支えを得ながら、銀行などさまざな事業に尽力し、日本初の女子大学設立をする。

第88回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞インタビュー一覧

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