ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第89回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞 受賞インタビュー

柳楽優弥

僕の性格が(宮藤官九郎さんに)バレバレだな

最優秀助演男優賞、おめでとうございます。インパクトの強い役でしたが周囲からの反応は?
やっぱりドラマってリアルタイムに反応があるので、友人や先輩から声を掛けていただけてうれしかったですね。仲良くさせていただいている小栗旬さんや綾野剛さんが、「まりぶ最高」とだけ書いてメールをくださったこともあって(笑)。ずっといい作品を作り出してきた30代の俳優の先輩方から、そう言ってもらえたのはやっていて良かったなと思います。
まりぶといえば、〝おっぱい〟という単語が多かったですが
どうやって「おっぱい」と言おうかなと思いましたね(笑)。いやらしく聞こえないようにしたいなと思ってました。だけど、まりぶは本当にいいセリフがたくさんあって、一つ一つを伝えられたのは達成感があります。
今回は特に、同世代のキャストが多かった現場ですね。
今まで、あまり同世代と共演する作品がなかったので、心強かったですね。普段から作品について話せるし、ただ仲良しというわけでもなく、相乗効果ができる関係だったのですごくいい関係でした。3人いれば怖くないっていうか、ある意味、勇気が出る関係だったなと思います。みんながみんなで意見を言い合うような、(岡田)将生くんを筆頭にみんながしっかりまとまっていました。
作品を通してゆとり世代への印象は変わりましたか?
ゆとり世代への見方というよりも、30代や40代の僕らと違う世代の人たちを気にするようになりましたね。その世代の人たちと比べて、ゆとりが何が違うのかとか、自分たちの世代を客観的に見るというか。ここ何十年かの、世代の歴史を気にするようになったっていうのはありますね。
この世代は面白いな、とかはありますか?
うらやましい世代は50代。楽しそうじゃないですか? だから若いうちに大変なことを経験すれば、大変だった分50代以降相当楽しいことが待ってると思いますよ(笑)。「若いうちの苦労は買ってでもしろ」というのはゆとり世代に向けられた言葉じゃないのかな。
最後に、ファンの皆さまにメッセージをお願いします。
撮影現場が本当に楽しかったですし、賞とかそういうことを考えてもなかったので「そっか、ドラマも賞あるんだ」って興奮してます。賞もらえるってうれしいですよね。「いいお仕事しました」ってことですよね? この賞を原動力にして、さらに上を目指していきたいなと思います!

ゆとりですがなにか

岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が演じる“ゆとり第一世代”のアラサー男子の成長を描く人間ドラマ。脚本は宮藤官九郎が手掛ける。食品メーカー入社7年目の正和(岡田)は部署を転々とする中で、系列の居酒屋チェーン店に出向を命じられ、山路(松坂)、まりぶ(柳楽)との出会いを機に人生を見詰め直していく。

第89回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞インタビュー一覧

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