ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第90回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞 受賞インタビュー

北川景子

コミカルなキャラクターが多くてリハーサルでは毎日笑ってました

最優秀主演女優賞、おめでとうございます。
ドラマ放送中も、放送後も「あのドラマ見てました」とか、「三軒家万智良かったです」とか、たくさん反響もいただきました。それだけで十分だったんですけど、賞を頂けるなんて本当にビックリでうれしいです。
特に同作は「『GO!』の場面にくぎ付け!」「思わず『GO!』と言いたくなってしまう」という意見も多かったです。
道歩いてたり、他の現場に行ったりしても「GO!」って言われることがいまだにあって、終わってずいぶん時間がたっているのに、まだこんなに言ってもらえるんだっていうのが初めての経験でビックリです。
初めて「GO!」で風を浴びたときは、「けっこう目が乾くなー」って思いましたね(笑)。コンタクトレンズを着けてお芝居していたんですけど、2回目以降は裸眼で撮影してましたね。
また、イモトアヤコさん演じる白州美加とのコンビは、数々の笑いも誘いましたね。
イモトさんとは、今回初めてお会いして、共演させていただいたんですが、すごく熱心な方だなという印象でした。せりふもきっちり入ってるし、監督の演出とか要求に柔軟に応えていて、「すごくお芝居の好きな方なんだな」と感じました。
「登場人物のキャラクターも立っていて、個性的で良かった」という意見もありましたが、かなりコミカルなやり取りが多かったと思います。〝笑わない〟三軒家万智ですが、思わず笑っちゃったことはありますか?
毎日そうでした。本番は何とか耐えるんですけど、テストのときとかは結構みんな笑ってましたね、私も。イモトさんのシーンはみんな笑ってたと思うし、千葉(雄大)くんも面白かったですね。仲村トオルさんは、あんなに美しいルックスで駄目な課長をやるというのがすごくギャップがあって面白いなと思いました。
トオルさんも結構アドリブをされるので、面白いし、すごいなと思いました。
特に思い出深い、印象的なシーンはありますか?
課長(仲村)に「会社のイヌ」というシーンがすごく好きで、記憶に残っています。初めて課長に対して、万智の人間らしい、感情的な部分が出たシーンで、今まであまり表情が変わらなかった万智が、「私は会社をクビになってもいい」って言って出て行くんです。
あそこがきっかけで課長と深まったというか、多分あのシーンがあって最後一緒にやることになったんじゃないのかなと思うので、あのシーンは大切に演じていました。
ただ、出し過ぎても今までとキャラが変わってきてしまうし、さじ加減を監督と話しながらやったんですが、結果的に1回でOKをいただいて、すごく印象に残ってるシーンです。
最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
この作品がたくさんの方々に受け入れられて愛されているなというのを感じていたので、とにかく見てくださった皆さんに感謝でいっぱいです。

家売るオンナ

大石静が脚本を手掛け、主演の北川景子がすご腕の営業ウーマンを演じるお仕事ドラマ。不動産会社勤務の三軒家万智(北川)は、どんな訳あり物件ですら売約を勝ち取る営業ウーマン。“人生最大の買物”と言われる家の売買を巡り、万智が奮闘する姿をコミカルに描く。また、人生や仕事、家族とは何かを問い掛ける。

第90回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞インタビュー一覧

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