<エール>中村蒼“鉄男”と泉澤祐希“典男”の絆に涙…“家族の修復”をあたたかく描く
連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。11月11日放送の第108回では、村野鉄男(中村蒼)と弟・三上典男(泉澤祐希)の再会が描かれた。自分には無縁だと思っていた“あたたかい家族”を手に入れた鉄男に、視聴者から感動の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)
「生きててくれてありがとな」
人々がふたたび豊かさを取り戻しつつあった昭和26年(1951年)を舞台に描く、第22週「ふるさとに響く歌」(11月9日[月]~13日[金]放送)。作詞家として大成した鉄男は古山裕一(窪田正孝)とともに母校「福島信夫小学校」に校歌を提供し、そのおひろめ会に出席するため福島を訪れていた。
おひろめ会で講演したことがきっかけとなり、鉄男は幼い頃に家出したまま生き別れになっていた弟・典男に再会した。
家族を持って暮らす典男の近況を聞き、鉄男が「幸せでよかった」とつぶやくと、典男の目にはみるみる涙があふれた。「悪いな、兄ちゃん…悪い」「兄ちゃんはうんと苦労したって」と自分を責める典男に、鉄男は「典男、生きててくれてありがとな」と優しく語りかけた。
2人の心には、幼い頃に生き別れた母の面影があった。堕落し、ひどい暮らしをする中で、せめて息子たちには自分の人生を生きてほしいと願った母。「母ちゃんを捨てた」と自分を責める2人に、そばで話を聞いていたまさ(菊池桃子)は「そんなこと、ないと思う。お母さまはきっと、あなたたちが立派になって、喜んでると思う」「大丈夫!あなたたちは十分に親孝行してっから胸張って生きてていいの!」とほほ笑んだ。