<罪の声>原菜乃華、土井裕泰監督に感謝「ドライから涙が止まらなくなってしまって…」
若手女優の原菜乃華が、11月11日に都内で行われた映画「罪の声」の大ヒット舞台あいさつに登場。劇中では、犯行テープに声を使われてしまったことで事件に巻き込まれ、悲運な人生を送る少女・生島望を演じ、観客の涙を誘ったが、舞台あいさつでは初々しい笑顔で撮影を振り返った。
原作は2016年「週刊文春」ミステリーベスト10で第1位を獲得し、第7回山田風太郎賞を受賞するなど、高い評価を得た塩田武士の同名小説。
フィクションでありながら、日本中を巻き込み震撼させ、未解決のまま時効となった大事件をモチーフに、綿密な取材と着想が織り混ぜられ、事件の真相と犯人像に迫るストーリー。「本当にそうだったのではないか?」と思わせるリアリティーが大きな話題を呼び、累計76万部を突破している。
映画では、未解決事件の真相と謎の犯人グループを追う主人公の新聞記者・阿久津英士役に小栗旬、幼少時の自分の“声”が事件に使われていたことを知ってしまう、もう1人の主人公・曽根俊也役に星野源。主人公の2人は事件に翻弄(ほんろう)されながらも、その奥に眠る真実に向かって力強く進んでいく。
生島望を演じた原は、2003年8月26日生まれ、東京都出身の17歳。2017年公開の映画「はらはらなのか。」で主演に抜てきされ、注目を浴びた新進女優。
先輩俳優に続きマイクを持った原は「今日は皆さんお越しいただきありがとうございます。生島望を演じました原菜乃華です。たくさんの方がこの作品を見てくださって今ここに立てているのがうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします」と、フレッシュな笑顔であいさつ。
作品の反響について聞かれると「メールとかで友達や、その同年代のモチーフとなった事件のことを知らない方からも『見られてよかった。本当にすてきな作品だった』って言ってもらえることがすごくうれしかったです」と明かす。
衝撃的なシーンもあった望への反響は「『つらかったねえ…』って言われて、『つらかったよ』って言いました」と率直に振り返っていた。
全国東宝系にてロードショー中
<スタッフ>
原作:塩田武士「罪の声」(講談社文庫)
監督:土井裕泰 脚本:野木亜紀子
音楽:佐藤直紀
主題歌:Uru「振り子」 (ソニー・ミュージックレーベルズ)
制作:TBSスパークル/フィルムフェイス
配給:東宝
<キャスト>
出演:小栗旬、星野源、松重豊、古舘寛治、
宇野祥平、篠原ゆき子、原菜乃華、阿部亮平、
尾上寛之、川口覚、阿部純子、水澤紳吾、山口祥行、
堀内正美、木場勝己、橋本じゅん、桜木健一、
浅茅陽子、高田聖子、佐藤蛾次郎、佐川満男、
宮下順子、塩見三省、正司照枝、沼田爆、岡本麗、
若葉竜也、須藤理彩、市川実日子、火野正平、
宇崎竜童、梶芽衣子