高畑充希、2021年1月期ドラマ「にじいろカルテ」主演決定!「ひよっこ」脚本家初の医療作でポンコツ医師役
高畑充希(紅野真空役)コメント
――「にじいろカルテ」の出演が決まった時は、どう思われましたか?
ご一緒できるチームの方々がとても魅力的でしたし、貴島プロデューサーともぜひいつか一緒にお仕事したいと思っていたので、最初にお話をいただいた時はとてもうれしかったです。
脚本の岡田さんも、過去に一度ドラマでご一緒した際にすごく温かい脚本を書いてくださる方だなと感じていたので、また岡田さんワールドに参加できるのがずっと楽しみでした。
岡田さんの脚本には悪い人が出てこなくて、すごく優しい気持ちになれるせりふが多いんです。そんな岡田さんが書かれた柔らかい世界観に、深川監督がスパイスを加えていくような現場になっていて、お二人の化学反応を楽しみながら今はお芝居をしています。
――今回演じられる紅野真空は高畑さんから見てどういうキャラクターだと捉えていますか?
真空は「こういうキャラクターです!」となかなか言い切れない不思議な人なんです。それは真空だけではなくて、今回登場するキャラクター全員がちょっとずれているんですね。
その中では真空が一番普通なんじゃないかと思うくらい(笑)。その、みんなのちょっとずつずれているのが隙のようになっていて、すごくかわいく感じたり、いとおしく感じたりするんです。
今作はみんなで作っているという感じが強く、「真空はこういう人だから」と気負わずに、その時起こったことを楽しみながら演じていきたいと思っています。
――意外にも医者役は初だそうですが、演じてみていかがですか?
私は説明ぜりふを覚えるのが苦手だから、お医者さん役とか弁護士さん役とかをできるだけ避けて生きていきたいと思っていたんですが…(笑)、今作はもちろん医療ものではあるんですけれど、医療シーンがものすごく少ないドラマで、たまにそういうシーンがあると、みんなで「そういえば医療ものだったね」って言いながら撮影しています。
この作品は真空が持病を持っているということもあり「病と共存しながら生きる」という、どちらかというと人間関係や生き方などをテーマにした作品なので、意識せずにいられています。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
撮影が始まってしばらくたつんですけれど、ものすごく現場の空気が良くて。映像もすごくこだわっていて、カメラを変えたりライティングにこだわったり、おもちゃみたいなカットがところどころ挟み込まれたりするのですが、そんな温かい空気感の画を撮りながら、キャスト陣、スタッフ陣もすごく楽しんでいて。
現場の皆さんもとても優しいですし、毎日平和だな〜と思いながら撮影しています。監督の深川さんもとても優しい方なのですが、その一方ですごくスパルタで(笑)。
「もうちょっとこうやってみましょう」とどんどん高い壁を提示されて、みんなパニックになりながら、何度もやってみる…という感じで。長いシーンなどを撮り終わった日は、心地よい疲れでぐったりしながらお家に帰っています。
――視聴者にメッセージをお願いします
今はしんどいニュースが多く、暗い気持ちになってしまうこともあると思いますが、そんな中で、この作品は温かい気持ちになれたり、「明日も頑張るか!」という気持ちになれるドラマだと感じているので、見ていただく方の一週間の癒やしになればいいなと思っています。
また、岡田さんの脚本には「そういうこともあるよね」「でも、まぁ、いっか!」と感じさせてくれるメッセージ性のあるせりふが多く、私たちもせりふを言いながら、本当にそうだなと共感しています。
刺激的なことが多いリアルな日常の中で、このドラマを見ている時間だけでも「まぁいっか」と強張った肩の力を抜いていただけたらうれしいです。
2021年1月スタート
毎週木曜夜9:00-9:54
テレビ朝日系で放送