“自由”について問われる今こそ! 有川浩の人気作をアニメ化した「図書館戦争 革命のつばさ」がBS12にて放送
毎週日曜夜7:00より、BS12 トゥエルビにて放送中の「日曜アニメ劇場」。11月22日(日)は、有川浩によるベストセラー小説を劇場アニメ化した「図書館戦争 革命のつばさ」を放送する。
「フリーター、家を買う。」や「空飛ぶ広報室」など、数々の人気作で知られる有川浩が執筆したベストセラー小説を劇場アニメ化した本作。公序良俗を乱す表現を取り締まる「メディア良化法」が施行された架空の日本を舞台に、本の自由を守る「図書隊」に入隊した少女・笠原郁(CV:井上麻里奈)の活躍と成長を描いていく。
2013年には岡田准一、榮倉奈々が主演を務めた実写版も公開され大ヒットとなったが、本作はその前年となる2012年6月に公開。公開当初全国30スクリーンという限られた上映であったが、熱烈なファンの後押しもあり数多くの観客が映画館に詰めかけた。
作品の中で重要な意味を持つ「図書館の自由に関する宣言」は、1954年に採択された日本図書館協会による綱領として実在するもの。
第1 図書館は資料収集の自由を有する。
第2 図書館は資料提供の自由を有する。
第3 図書館は利用者の秘密を守る。
第4 図書館はすべての不当な検閲に反対する。
という4つからなるこの宣言について、原作者の有川は「図書館という一見すると文系のおとなしそうな組織がこんな勇ましい宣言を持っていた。今まで私が持っていた図書館に対するイメージと、この宣言に対するギャップ、それをそのままタイトルにしたっていう感じですね。だってこの人たち、事が起これば戦うよって宣言しているわけですから」と語っている。
2019年の日本が舞台となる本作だが、奇しくも現実の社会ではメディアの変容に伴い本の存在意義が揺らいだり、真偽不明の情報が拡散されたりと、メディアのあり方についてさまざまな意見が交わされている。そんな時代だからこそ、本の自由を守るべく戦う郁ら図書隊の奮闘に目を向けてみよう。
「図書館戦争 革命のつばさ」ストーリー
日本を揺るがすテロ事件が勃発する中、デートの最中だった笠原郁(井上麻里奈)と堂上篤(前野智昭)に緊急招集がかかった。新たな任務は、小説家・当麻蔵人(イッセー尾形)の身辺警護。テロの手口に小説の内容が酷似しているとして、メディア良化委員会は作家狩りを始めたのだ。
法廷闘争が始まる中、郁たち図書特殊部隊は判決まで当麻を守りきらなければならない。図書隊と良化隊の衝突が激化する中、堂上が重傷を負ってしまう。動揺する郁に、堂上は任務の遂行を託す。郁は当麻を守り、表現の自由を守ることが出来るのか。そして、郁と堂上とのもどかしい恋の結末は…。
11月22日(日)夜7:00-9:00
BS12 トゥエルビにて放送
https://www.twellv.co.jp/program/anime/sunday-animation/